アップルが新たな警告を出した。今すぐ自分のiPhoneを確認する必要がある。iPhoneのメーカーである同社が、サポートページ上で「オブソリート製品」、すなわち「サポートが完全に終了した端末」の新しいリストを公開したためだ。
オブソリート製品とは
アップルによると、オブソリート製品とは「Appleが販売店への供給を停止した日から7年以上が経過した製品」を指す。
iPhoneがオブソリート製品になると、アップルはその機種について、ハードウェアの修理対応やiOSのセキュリティアップデートによるサポートを行わなくなる。これは大きな問題であり、セキュリティアップデートを受けられなくなると、そのiPhoneはもはや安全ではなくなる。
iPhoneをアップデートできない状態になると、攻撃者がセキュリティホールを悪用し、端末にマルウェアをインストールする可能性がある。ケースによっては、攻撃者がiPhoneを完全に乗っ取り、銀行口座の情報やアマゾンアカウントなど、さまざまなデータにアクセスできてしまう。
同時に、そのiPhoneは動作が悪くなり、動きが遅くなったり、バグや不具合が頻発したりするようになるが、アップルに修理を依頼することはできない。
「オブソリート製品」iPhoneリスト(全世界)
アップルは、多くの人に愛されたiPhone SEや、iPhone 6sシリーズをオブソリートリストに追加した。以下が、アップルによるサポート対象外となった端末だ。
・iPhone
・iPhone 3G(中国本土)8GB
・iPhone 3G 8GB、16GB
・iPhone 3GS(中国本土)16GB、32GB
・iPhone 3GS(8GB)
・iPhone 3GS 16GB、32GB
・iPhone 4 CDMA
・iPhone 4 CDMA(8GB)
・iPhone 4 16GB、32GB
・iPhone 4 GSM(8GB)、ブラック
・iPhone 4S
・iPhone 4S(8GB)
・iPhone 5C
・iPhone 5S
・iPhone 6
・iPhone 6 Plus
・iPhone 6s(32GB)
・iPhone 6s Plus(32GB)
・iPhone SE
(編注:iPhone SEは、米国本社ページでは「オブソリート製品」として掲載されているが、日本語ページでは後述の「ビンテージ製品」として記載されている。2025年12月5日現在)



