「ビンテージ製品」iPhoneリスト(全世界)
アップルは、いわゆる「ビンテージ製品」iPhoneリストも更新している。ビンテージ製品とは、「Appleが販売店への供給を停止した日から5年以上7年未満の製品」のことだ。
ビンテージ製品に該当する端末は、部分的にはサポート対象であり、重大なセキュリティホール(脆弱性)については時折セキュリティアップデートが提供される。これらはハードウェア修理が可能ではあるものの、部品の調達が難しい。今回新たに追加されたのは、iPhone X、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone 11 Pro Maxだ。
・iPhone 4(8GB)
・iPhone 5
・iPhone 6s(16GB、64GB、128GB)
・iPhone 6s Plus
・iPhone 7
・iPhone 7 Plus
・iPhone 7 (PRODUCT)RED
・iPhone 8(64GB、128GB、256GB)
・iPhone 8 (PRODUCT)RED
・iPhone 8 Plus(64GB、256GB)
・iPhone 8 Plus (PRODUCT)RED
・iPhone X
・iPhone XS
・iPhone XS Max
・iPhone 11 Pro Max
iPhoneがオブソリート製品になった場合はどうすべきか
まずは、自分のiPhoneが更新されたオブソリート製品リストに含まれていないかを確認することだ。もし含まれている場合は、新しい端末の購入を検討すべきだ。ビンテージ製品リストに載っている機種は、セキュリティアップデートを受けられる期間がまだしばらく残されている。しかし、おおよそ今後1年程度のうちにはiPhoneを買い替える必要があることに留意したい。
セキュリティ企業ESET(イーセット)のグローバル・サイバーセキュリティアドバイザーであるジェイク・ムーアは、オブソリート製品となった端末は無償アップデートが完全に停止し、今後見つかるあらゆる脆弱性に対してリスクを抱えることになると指摘する。
ムーアは、古い端末が新しいiPhoneほど集中的に狙われるわけではないことは認めつつも、「ひとたび攻撃者に脆弱性を見つけられれば、あっという間に悪用されうる」と警告する。
iPhoneを常に最新のセキュリティアップデートで更新しておくことが極めて重要であると、ムーアは強調する。「アップデートが提供されなくなったiPhoneを使っている人にとっては、苛立たしい状況かもしれないが、より新しく安全な端末への買い替えを検討すべきだ」とムーアは述べる。
祖父母や子どもなど、家族のiPhoneも必ず確認すること
また、家族のiPhoneも必ず確認すること。特に、使わなくなった自分のiPhoneを譲っている祖父母や、端末の確認を自分では行わない可能性がある子どもなどのiPhoneは要注意だ。
厳しい経済状況の中で、iPhoneを買い替えるのは決して小さな負担ではない。しかし、必ずしも最新モデルを購入する必要はない。価格を抑えつつも、今後数年間はアップデートを受けられるであろう認定整備済製品(リファービッシュ品)や中古のiPhoneに目を向けるのもよいだろう。
自分が使っているiPhoneがどのモデルに該当するか調べる方法
自分が使っているiPhoneがどのモデルに該当するか調べるには、まずモデル番号を調べるといい。アップルの サイトには、「設定」画面を使った手順含め、複数の確認方法が掲載されている。
「設定」画面で調べる方法
・「設定」アプリ>「一般」>「情報」の順番でタップ
・「モデル番号」の右側に表示されている、A2483などの表示(部品番号)をタップ
・モデル番号が表示される
・「iPhoneのモデルを識別する」で該当するモデルを探す


