リーダーシップ

2025.12.11 10:15

疲れた脳を休ませる「1週間で効果が実感できる」3つの方法

Getty Images

リアルタイム通知は、ソワソワ感を生むだけで、生産性には寄与しません。

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「重要な連絡を見逃したら……」という不安も、よく分かります。

でも冷静に考えてみてください。本当に緊急の案件なら、メールやチャット以外の手段で連絡が来るはずです。

1日試してみると、案外何も問題ないことに気づくでしょう。

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どうしても心理的ハードルが高い方は、まずはスマホの画面をモノクロ表示にしてみることをおすすめします。

iPhoneやAndroidであれば、設定から簡単に変更できます。

カラー表示が無意識に与える刺激を抑えることで、SNSなどへの衝動的なアクセスが自然と減るのが実感できると思います。私自身も、モノクロにしてからSNSを見ることが随分と減りました。

たった10分の設定変更で日々2~3時間の集中時間を確保できる可能性があります。

まずは気軽に試してみる価値は十分にあるでしょう。

「既知コンテンツ」で回復する

疲れた脳に新しい刺激を与えるのは、疲れた体に激しい運動をさせるようなものです。

でも、どうしても気分転換したいときはありますよね。

そんなときにどうすればいいかをお伝えしましょう。

モデルの仕事をしているEさんは、毎日新しい現場、新しい人との仕事で常に刺激にさらされていました。帰宅しても脳は興奮状態。まったく休めませんでした。

そんなEさんは、帰宅後に騒がしくなった自分の脳をリセットする方法を編み出しました。

それは好きな音楽を繰り返し聞くことです。

同じ音楽、同じ映画、同じドラマ、同じ小説、同じ漫画。

もうすでに知っているので、脳は新しい情報を処理する必要がありません。「どんな展開だろう」という緊張もなく、安心してぼーっと楽しめる。

つまり、娯楽としての満足感は得られつつも、脳への負担はほぼゼロなのです。

この手法は、企業の企画開発担当者やテレビのプロデューサー、イラストレーターなど、クリエイティブな能力を要求される人たちによく使われています。

日々高い創造性を求められる人ほど「脳のクールダウン」を意識的に行っているのです。

おすすめは、自分専用の「リセット用コンテンツ」を2、3個用意しておくこと。

心が落ち着く音楽、何回でも見ていられる映画、安心して読める漫画や小説。

これらを「疲れたときの特効薬」として活用すれば、翌日のパフォーマンスが格段に向上します。

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文=菅原洋平/作業療法士

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