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2025.11.17 12:30

2026年に投資すべき3つの「海外テクノロジー株」

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3. データドッグ(DDOG)

事業概要

・株価(米国時間11月13日時点):185.01ドル
・年初来の騰落率:プラス31.3%
・2025年第3四半期の売上高:8億8600万ドル(約1365億円)
・2025年第3四半期の売上成長率:28%
・純利益率:4%

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データドッグはSaaSモデルで事業を展開しており、クラウドアプリケーション向けに統合監視機能、セキュリティ機能を提供する。顧客は監視対象のデータ量、サーバー台数、使用する機能や製品に基づいてサブスクリプション料金を支払う。データドッグは、顧客にまず少数の製品を導入してもらい、その後に提供する製品を拡大するという「ランド・アンド・エクスパンド」と呼ばれる戦略をとっている。2025年6月時点で、83%の顧客が2つ以上の製品を、52%が4つ以上を利用しているという。

データドックが有力株である理由

データドッグは急成長中で、強いキャッシュフローを生み出している。企業によるクラウド導入が継続していること、そしてAIの導入も拡大していることなどを理由に、アナリストたちは同社の2026年期の業績が市場予想を上回ると見込んでいる。

データドッグの2025年第3四半期の売上は前年同期比で28%増加した。同社の法人顧客の基盤は拡大しており、年間10万ドル(約1500万円)以上の収益を生み出す顧客数は、直近四半期で16%増加した。また、決算報告書によれば、データドッグは第3四半期に4%の純利益率を達成し、2億1400万ドル(約330億円)のフリーキャッシュフローを生み出している。

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データドッグはこれまでにも、アナリストによる売上および利益の予想を継続的に上回ってきた。シーキングアルファは、同社の強い市場ポジション、AIとセキュリティ領域での革新、企業によるクラウド導入の継続などを理由に、2026年度の業績も市場予想を上回るだろうとの見方を示している

結論

バーティブ、TSMC、データドッグは一般的に広く知られた企業ではないかもしれない。しかし、そのどれもが、生成AI技術を支えるデータセンター需要の拡大に恩恵を受ける企業ばかりだ。これらの企業が成長を続け、高い収益率を誇り、市場の期待を上回る可能性が高いのはそのためだ。一方、投資家にとって最大のリスクは、AI向けデータセンターへの資本流入が鈍化することである。

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forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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