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2025.11.17 12:30

2026年に投資すべき3つの「海外テクノロジー株」

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1. バーティブ・ホールディングス(VRT)

事業概要

・株価(米国時間11月13日時点):163.64ドル
・年初来の騰落率:プラス57%
・2025年第3四半期の売上高:26億8000万ドル(約4128億円)
・2025年第3四半期の売上成長率:29%
・純利益率:15%

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バーティブはデータセンターの稼働を支える企業だ。同社は、データセンターの適切な温度維持と、連続稼働に必要な電力の供給を可能にする、冷却システムおよび電力管理システムを提供する。バーティブはエヌビディアを含むAI業界の主要企業と提携しており、高密度なAIワークロードの実現に必要な、液体冷却システムおよび高電圧電源アーキテクチャを開発している。

バーティブが有力株である理由

バーティブは急成長中で、黒字化しており、市場の期待を上回る決算を発表する可能性も高い。最新の四半期売上高は、データセンター構築の需要が高まるにつれて29%増加した。オーガニックな受注も2025年第3四半期に60%増加し、受注残は過去最高の95億ドル(約1兆4600億円)に達した

同社は黒字企業であり、その利益率も拡大している。調整後のEPS(1株あたりの純利益)は2022年の0.53ドルから、2025年には4.10ドル(予測中央値)と大きな成長を持続している。調整後の営業利益率も2025年第3四半期に22.3%へと拡大した。

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アナリストの見方は強気であり、同社はこれまでウォール街の予想を継続的に上回り、自社ガイダンスも引き上げている。経営陣は最近、2025年通期および2026年の暫定業績見通しを上方修正した。

バーティブの強力な実行力、利益率の拡大、受注残、AIインフラ構築での重要な役割は、アナリストの高い期待を満たし、さらにはそれを上回る可能性を示していると、シーキングアルファは述べている。

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翻訳=江津拓哉

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