今週は、流れ星と夜明け前の美しい光景で始まる。ほっそりとした華奢な月が、明るい1等星や金星と邂逅するのだ。今年最も地球から遠い新月を経て、週末には生まれたての三日月が夕暮れ時の西の空を飾る。2025年11月17日~23日の夜空の見どころを紹介しよう。
11月17日(月)~18日(火):しし座流星群が極大、細い月とスピカが共演
しし座流星群は、ときに「流星嵐」と呼ばれる大出現が見られることで知られる。今年はその発生周期と重なってはいないが、観測条件は良い。流星の流れるスピードは年間を通じた流星群の中でも最速で、大気圏への突入速度(対地速度)は秒速約70kmに達する。流星数が最も増える見ごろは未明~明け方で、条件が良ければ1時間に10~20個の流れ星が見られそうだ。壮観な火球の出現に期待したい。
夜明けが近づくと、東南東の低空に月齢27の細い月が昇り、おとめ座で最も明るい星スピカの真下で儚い光を放つ。日の出の約1時間前になると、月の左下から鮮やかに輝く「明けの明星」の金星が姿を現す。



