宇宙

2025.11.17 14:00

細く儚い月が薄明を彩り、流星群が降り注ぐ 今週の夜空

地球照を伴った細い月(Shutterstock.com)

地球照を伴った細い月(Shutterstock.com)

今週は、流れ星と夜明け前の美しい光景で始まる。ほっそりとした華奢な月が、明るい1等星や金星と邂逅するのだ。今年最も地球から遠い新月を経て、週末には生まれたての三日月が夕暮れ時の西の空を飾る。2025年11月17日~23日の夜空の見どころを紹介しよう。

11月17日(月)~18日(火):しし座流星群が極大、細い月とスピカが共演

しし座流星群の流星。米ワシントン州で2020年撮影(Rocky Raybell from Keller, Ferry County, Washington, USA, CC BY 2.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/2.0>, via Wikimedia Commons)
しし座流星群の流星。米ワシントン州で2020年撮影(Rocky Raybell from Keller, Ferry County, Washington, USA, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons)

しし座流星群は、ときに「流星嵐」と呼ばれる大出現が見られることで知られる。今年はその発生周期と重なってはいないが、観測条件は良い。流星の流れるスピードは年間を通じた流星群の中でも最速で、大気圏への突入速度(対地速度)は秒速約70kmに達する。流星数が最も増える見ごろは未明~明け方で、条件が良ければ1時間に10~20個の流れ星が見られそうだ。壮観な火球の出現に期待したい。

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夜明けが近づくと、東南東の低空に月齢27の細い月が昇り、おとめ座で最も明るい星スピカの真下で儚い光を放つ。日の出の約1時間前になると、月の左下から鮮やかに輝く「明けの明星」の金星が姿を現す。

2025年11月18日(東京:午前5時30分頃)の東南東の空(Stellarium)
2025年11月18日(東京:午前5時30分頃)の東南東の空(Stellarium)
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翻訳・編集=荻原藤緒

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