日本の資産にはグローバルで戦える可能性がある
──日本のスタートアップが世界で勝負できる分野として、ディープテックがよく挙げられます。志水さんはどのようにお考えでしょうか。
可能性は他にもあります。おにぎりやラーメン、抹茶といった領域はすでに海外で認知もされていて、そこにテクノロジーや新しい経営手法を掛け合わせることで、世界で通用するスタートアップが生まれる土壌があるのです。
だから、エクイティ調達をしてゼロから事業を作っていく典型的なスタートアップだけではなく、日本に存在している資産を活用して起業する人がたくさん出てきて欲しいと思います。

──世界を目指す起業家に求められるマインドセットを教えてください。
「Day1からグローバルを志向する」ことが重要です。国内で勝ってからと考えるのではなく、最初から海外の投資家、経営チームを巻き込むことが、世界基準で戦うための有効な手段です。
スタートアップエコシステム全体で考えると外国人起業家を呼び込み、多国籍な人が集まるビジネス環境をつくることも必要でしょう。日本の魅力は安心安全とご飯の美味しさ。日本に招待して胃袋を掴み、そして皆で応援するエコシステムがあれば、日本で挑戦してみたいと思う外国人も増えるはずです。
フォースタートアップスでは、11月11日から13日まで、日本のスタートアップエコシステムをグローバル基準へ引き上げることをテーマに掲げたカンファレンス、「GRIC(GROWTH INDUSTRY CONFERENCE)」を開催します。
GRICは世界でユニコーンやデカコーンを育ててきた海外ベンチャーキャピタルのトップや、国内外の起業家、日本の大企業のリーダー、政治家が一同に会し、日本の挑戦者がグローバルな情報と刺激を受け合う場です。ぜひこの場に来て、世界の勝ち筋を知り、挑戦者たちと直接出会い「自分にもできるんだ」という自信を得てもらえたらと思います。


