2025.11.06 07:15

クマ出没で登山計画変更が6割超に。登山者が重視する新基準

gettyimages/ ramustagram

クマ出没情報は「最優先」の事項

「今後の登山計画を立てる際、クマ出没情報をどの程度重視しますか」という問いに対して、「最優先で考慮する」と「重要な判断材料とする」を合わせると8割以上に達した。登山者にとってクマ出没情報は、もはや天気情報と並ぶ重要な判断基準になっている。

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「報道を受けて対策を強化」が約4割

「クマ出没報道が増える以前と比べて、登山時のクマ対策を強化しましたか」という質問では、「元々対策をしている」が約半数を占める一方で、「報道を受けて対策を強化した」が38%にのぼった。報道をきっかけに、改めて安全意識を高める登山者が増えている。

強化した対策は「クマ鈴」「情報確認」が中心

「具体的にどのような対策を始めたり強化しましたか」という質問では、「クマ鈴やラジオの携行」「クマの出没情報の確認」が上位を占めた。ほかには「咳払いや独り言、大声を出すなど、人間の存在をアピールする」といった行動もあげられた。

筆者の住む九州では、幸いにもクマの生息域がなく、登山中にクマを意識することはほとんどない。地元ではむしろイノシシやシカに注意することの方が多く、「クマ対策」という言葉に実感がないのが現状だ。とはいえ、全国的には出没エリアが年々拡大しており、油断はできない。

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登山に最適なシーズンが短縮傾向に

登山に適した秋の時期そのものが年々短くなっているのも近年の特徴だ。10月になっても真夏日のような日が続くことが多くなり、雪が降る前の“最適な登山日和”が限られている。安全に登れる期間が短くなる一方で、クマの活動期とも重なり、登山者にとっては悩ましい季節といえるだろう。

そのような環境下においても、九州の山々は比較的安心して登れるエリアだ。阿蘇・高岳、九重連山、霧島・韓国岳など、自然の迫力と静けさを楽しめる山は多い。この秋は、クマの心配が少ない九州の山を新たに開拓してみるのもよさそうだ。

プレスリリース

文=福島はるみ

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