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2025.11.03 14:00

レゴで「働きたい」人へ 主任デザイナーから4つのアドバイス

デンマーク・ビルンで理想的な生活をしたいなら、最も信頼されているマスターモデルデザイナーの1人である彼の言葉に耳を傾けよう(LEGO Group)

デンマーク・ビルンで理想的な生活をしたいなら、最も信頼されているマスターモデルデザイナーの1人である彼の言葉に耳を傾けよう(LEGO Group)

私自身を含む多くの人にとって、LEGO(レゴ) で働くことほど理想的な仕事はない。あらゆる年齢や民族、関心を超えて愛される数少ない玩具の一つであり、3年連続で世界で最も評判のよい企業に選ばれたレゴ で、あなたも働いてみたくはないだろうか?

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どうしたらレゴで採用されるのか? それを知るためには、セザール・ソアレスに話を聞くのが最善の方法だ。

ソアレスは生まれ故郷のポルトガルで体育教師として働いていたが、10年前にLEGOに入社し、10月に発売された2025年「スター・ウォーズ」シリーズの「レゴ デス・スター」(75419)では主任デザイナーを務めた。9023ピース、14万4980円(日本のレゴ公式オンラインショップ価格)というこのセットは、レゴ史上で3番目に多くのブロックで構成された、最も高額の製品である。

というわけで、近年で最も大きな注目を集めるレゴセットを統括したソアレスは、同社で最も信頼されているクリエイターの1人といえる。現在はビルン(デンマークの中央に位置する普段は閑静な街で、レゴの素晴らしい本社がある)に住むソアレスは、経歴に関係なくレゴ本社で彼と一緒に働きたい人のために、とても有用な4つのアドバイスを提供してくれた。

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ソアレスが主任デザイナーを務めた「LEGOデス・スター」(LEGO GROUP)
ソアレスが主任デザイナーを務めた「レゴ デス・スター 7974」(LEGO GROUP)

1. 「レゴ・システム・オブ・プレイ(レゴの遊びのシステム)」を理解する

ソアレスから最初のアドバイスは、当然のことと思えるかもしれないが、単純な言葉以上の意味がある。「レゴ・システム・オブ・プレイを本当に正しく理解することが絶対に必要です」と彼は言う。「そして、現存するすべてのパーツと、それらがどのように組み合わさるか、どのように組み合わせれば素晴らしい作品を組み立てられるかを把握することです。いいですね?」

彼が言っているのは1950年代からレゴによって定められている基本的なルールのことだ。単なるパーツについての知識だけでなく(レゴのパーツを扱うマーケットプレイス「Bricklink」には現在9万点以上のパーツが掲載されているが、その大半は複数の色違いだ)、安全で確実な組み立てを行うための制限を理解し、「不正な」組み立て技法を避けることも意味する。これについては、レゴデザイナーのジェイミー・ベラードによる過去のプレゼンテーションから学べる(Firestar Toys提供

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翻訳=日下部博一

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