2. チームワークがドリームワークを成し遂げる
最も大規模なセットでも、クリエイティブリーダーを務めるのは1人だけだが、1つのセットの開発には常に数十人が貢献している。レゴで働きたいなら、他者とどれだけ円滑に協業できるかを示すことは最優先事項だ。
「チームプレイヤーでなければならない。このことはいくら強調しても足りないくらいです」と、ソアレスは自身が手掛けたスター・ウォーズ レゴ デス・スターの開発を振り返りながら語った。
「私はこのセットのリードデザイナーでしたが、その開発過程には実に多くの人々が携わっています。レゴで働くなら、常に他の人達と協力しなければなりません。だから、優れたチームプレイヤーであることは、単なる心構えという意味ではなく、必要不可欠なことなのです」

3. 顧客を理解する
レゴのデザイナーにとって最も大きな課題の1つは、幅広い年齢層にまたがる顧客の要求に応えることだ。
多くの人が、しばしばレゴの18歳以上の「大人向け」セットを単純だと笑うが、18歳以上という同社の年齢区分は通常、ディスプレイセット(置いて飾って楽しむための製品)に用いられる。しかし、誰もが楽しめるものを作り上げるやり方を学ぶことは、やはり必要であり、過去に発売されたレゴ製品に対する知識を基に、それが何であるかを理解するのはあなた次第だ。レゴは手の内を見せないことで有名だが、多数の素晴らしいファンサイトが教えてくれるのは「読み取ることと学ぶことが成功するための鍵である」ということだ。
「子ども向けの優れたレゴセットとはどういうものなのか、ということを理解しなければなりません。わかりますか? それはレゴ特有の特色を備えている必要があります。より高い年齢向け、あるいは大人向けの製品となると、求められる特色も違ってきます」


