続いて、ポップアップバー「AWT BAR」建築アドバイザー、東京の名建築を巡る「TOKYO HOUSE TOUR」の監修をした妹島和世がそれぞれの見どころを紹介した。
「今回、AWT BARの設計は建築家の松沢一応さんに依頼をしました。バーの中に、暑さ3ミリほどの大判のアクリルが強度を保ちながら設置されているのですが、人の動きが映ったり、透けたり、歪んだりする、時間と共に変わる表情に注目してみてください。
TOKYO HOUSE TOURは、建築家として、戦後から東京に残る、一般市民のための素晴らしい住居を少しでも後世に残していけたらと思い昨年からスタートしました。建物だけではなく、その場所の町並みの魅力も体験していただけると思います」
その他、2027年に開催される「ドクメンタ16」のアーティスティックディレクターに就任したナオミ・ベックウィスが登壇するシンポジウムや、コレクション初心者向けの「ミートアップ」など、多岐にわたるコンテンツが展開されるAWTの魅力を、共同創設者・ディレクター蜷川敦子はこう紹介した。
「たくさんの入り口が用意されているところが、AWTの1番の魅力です。大人も子どもも、一般の方もプロの方も、好きな入り口から入っていただき、気がついたらディープなアートの世界に入っていたというような体験をしていただけるのではないでしょうか」
鈴木京香、磯村勇斗が語ったアートウィーク東京の魅力
続いて、鈴木京香、磯村勇斗が登壇。鈴木は、建築家・吉阪隆正設計の名作住宅である「ヴィラ・クゥクゥ」を購入、一般公開に向けて保存、再生した功績を称えられ、2023年に「建築学会文化賞」を受賞。磯村勇人もアートへの関心も深く、テレビ東京の『新 美の巨人たち』にナレーターとして出演中だ。
アートを購入した経験のあるふたりは、互いにアートのある生活を明かした。
「子どもの頃から家族と美術館を訪れたり、アートに触れる機会は多かったのですが、買うという考えはなくて。ある番組がきっかけで、ギャラリーでアート作品を購入したのですが、そこで目覚めてしまったと思っています。作品を迎え入れたばかりの頃は、四六時中その絵を観ていました。美術館などで数分間アートを鑑賞する感覚と、自宅で同じ作品を見続ける感覚の違いを感じることが、僕にとっての新しいアートの楽しみ方になりました」


