3. 結果ではなく「自分」に根ざした野心を持つ
何かを達成した超一流の人たちは、単に目標を追い求めているだけではない。目標を中心に自分自身を再定義してもいる。例えば、「本を書く」と断言するのではなく、「私は作家だ」と自分に言い聞かせる。この小さなアイデンティティの再調整によって脳の自己意識が微調整され、行動を「やるべきこと」ではなく「自己表現」に変える。
つまり、目標が自己意識に根ざしていれば、規律は必要でなくなる。代わりに、目標に向かって努力することが自分を表現することになる。
専門誌『The Counseling Psychologist(ザ・カウンセリング・サイコロジスト)』に掲載された研究では、「アイデンティティに基づく動機づけ」という枠組みが示されている。これは、人が生活する中でその時々に最も合致するアイデンティティに一貫して従って行動する理由を説明する理論だ。
研究では、ある行動が自分のアイデンティティと一致していると感じられるとき、障害は大きなものとみなされることがわかった。対照的に、ある目的が自分のアイデンティティと矛盾していると感じると、努力は報われないと考えるようになるという。
これらの研究結果は、自分が望んでいる結果ではなく、自分のアイデンティティと自分の野心を一致させることが強い原動力になることを示している。自分が考える自分と一致するように行動すれば、決意は意志によるものではなく、自然な自己表現となる。


