2025.10.24 13:00

夢のデジタルノマド生活、経験者が語る「後悔」 海外移住前に知っておきたかったこととは

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孤独に苛まれる時もある

「デジタルノマドはあまりにも美化されすぎていて、そのために犠牲にするものがあることは忘れられがちだ」と、アイスランドの旅行会社でデジタルマーケティングディレクターを務めるドーラ・ヨンスドッティルは語る。

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「それがどれほど孤独な生活なのかは、誰も教えてくれない。しばらく経つと、コミュニティーに属している感覚が恋しくなる。自分のことをよく分かってくれている昔なじみの友人と過ごす気の置けない時間や、慣れ親しんだ場所や言語、文化の居心地のよさが懐かしくなるのだ」

ヨンスドッティルによれば、ノマド生活を続けるには「家」の定義を捉え直す必要がある。「幸運にも、私には働きながら旅する5年間の生活をずっと分かち合ってくれる相方と、2匹の子犬がいた。どこにいようと、それが私のコミュニティーであり『家』だった」

ルーティンを築くのが難しい

「絶え間ない移動で、集中力を必要とする仕事や有意義な人間関係の構築が阻害されると気づいた」と話すのは、マーケティング会社MIAV Mediaの創業者でCEOのヴェドラン・マルコヴィッチだ。「結局のところ、骨組みを伴わない自由は、一見そうは見えないだけの混沌と化すのだと悟った」

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「私が今、最も恋しいのは、日々の習慣から生まれる偶然の発見だ。カフェの店主の名前を知っていることや、近所にジムがあること、コミュニティーの一員であることなどだ」

「もし今やり直すなら、スロートラベルを選ぶだろう。それぞれの場所に最低1年間は滞在して、勤務時間を明確に設定し、ビザの手配もかなり早めに準備する」とマルコヴィッチ。「デジタルノマド生活をうまくやりくりすることは、間違いなく可能だ。ただし、それは自由の中に安定性を組み込むよう設計した場合に限る」と語った。

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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