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2025.10.15 16:00

恋愛関係の不均衡「スワッグ・ギャップ」、心理学者が解説する「有害な3パターン」

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2. スワッグ・ギャップが力の認識を変える

力は恋人間の中心的な要素だ。通常、誰が決定の主導権を握るかを決める要素だ。さらに重要なことに、カップルが自分自身や互いについてどう感じるかに影響する。恋愛関係では力は明白な形では現れない。社会的プレゼンスや、受け止められる「格好よさ」の違いからいとも簡単に生じる。

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専門誌『Journal of Social and Personal Relationships(ジャーナル・オブ・ソーシャル・アンド・パーソナル・リレーションシップス)』に2021年に掲載された研究では、181組の異性愛者のカップルを調査し、力のさまざまな側面が関係の満足度にどう影響するかを探った。

研究者らは、個人的な力の感覚(どれだけ力があると感じているか)、立場的な力(形式的な優位性)、一般的な力の動機、力のバランスを区別した。

その結果、客観的な立場的な力や全体的なバランスよりも、主観的で個人的な力の感覚がカップルの関係の質を予測することを発見した。力を得たように感じられ、自分の影響力に満足していると感じているカップルは、より高い関係満足度を報告した。これは、形式的または構造的な力の差に関係なく当てはまった。

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恋愛関係において本当に重要なのは形式的な支配や公平さではない。個人の価値や影響力の認識の方がはるかに重要だ。スワッグ・ギャップという点では、パートナーより格好悪いと感じることは、非常に影響力のある力の不均衡の感覚を生み出し始め、関係のとらえ方が変わる。

やがて日常の極めてわずかなずれが蓄積し、全体的な関係の満足度に徐々に悪影響を及ぼす可能性がある。

次ページ > 3. 格好いいと受け止められることで注意が関係外に向く

翻訳=溝口慈子

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