古典スタイルの健在ぶり
ラガーも強さを発揮した——ホップ競争のさなかでも、クリーンで抑制の効いたスタイルが十分に人を唸らせることの証拠だ。
・ドイツ・スタイル・ピルスナー部門(184エントリー):ユタ州ヘルパーのHelper Beer「Schloss Tor」が金賞
・ドルトムンダーまたはオクトーバーフェスト部門(186エントリー):コロラド州Glenwood Canyon Brewing Co.の「Festbier」が頂点に立った
・ホッピー・ラガー部門(171エントリー):ミズーリ州カンザスシティのAlma Mader Brewing「Coral Crush」が金。Westbound & Downは「Infinity Pils」でもメダルを獲得した
これらの結果は、過度な苦味や副原料による派手さに頼らず、風味と繊細さのバランスを取るビールへの回帰を浮き彫りにしている。
シードルメーカーも祝祭に参加
2年目となるシードルは、6部門が設けられ、最も競争が激しかった「フルーツド・シードル」部門には53エントリーが集まった。カリフォルニア州フィロのGowan’s Heirloom Ciderの「Honey Citron」が金を獲得し、Gatlinburg Brewing Co.の「Piper’s Pineapple」と2 Towns Ciderhouseの「Huckleberry Cosmic Crisp」がトップ3を締めくくった。
この評価は、シードルがより広いクラフト飲料の文脈に統合されつつあることのさらなる前進を示す——10年前にはほとんど予想されなかった潮流である。
表彰台を席巻したブルワリー
今年、明確な強豪として名が挙がったのは次の通りだ。
・Fat Head’s Brewery(オハイオ州ミドルバーグハイツ):5個のメダルを獲得。うち「Battle Axe」と「Goggle Fogger」で金2個
・UPP Liquids(オレゴン州ベンド):5個のメダルをさらい、「Buzz Box」と「Moments Made」が牽引
・Westbound & Down Brewing Co.(コロラド州ラファイエット):IPAとラガーの複数部門で5個のメダル——地元勢としての大きな勝利


