この文脈で重要なのが、デバイスの紹介でも触れた「Press to Highlight」機能だ。会話中に重要だと感じた瞬間にボタンを押す。たったそれだけで、AIはその前後の文脈を優先的に分析し、要約に反映させる。
これは人間とAIの「共創」だ。人間が判断し、AIが実行する。人間が文脈を理解し、AIが詳細を記録する。この役割分担は、AI時代のビジネスパーソンにとって大きな武器となるだろう。日常的な仕事のシーンほぼすべての領域で、画期的に効率化するデバイスだ。
米国ではこのデバイスを使って患者との会話を記録している医師も多いという。
当然ながらプライバシーが気になるところだが、欧州「GDPR」「HIPAA（米国における医療保険相互運用性と説明責任に関する法律）」「SOC II（米国公認会計士協会によるクラウド事業者のセキュリティ管理評価基準）」などに準拠している。
要は医療データやエンタープライズレベルでのセキュリティ、プライバシー基準に準拠しているということだ。もちろん、一般的なビジネスユーザーにとっても朗報だろう。
あなた自身の能力をどこまで引き出せるか。創造性をどこまで深めることができるのか。Plaud Note Proは、その可能性を解放する一助になるだろう。
もう記録することに集中力を割り振る必要はない。
Plaud Note Pro の日本市場における利用料金
なお本体価格とサブスクリプションプラン（AI文字起こし・要約機能の利用料金）は次のとおりだ。無料プランでも基本機能が利用可能だが、文字起こし時間に制限があり、事実上、サブスクリプションプランは必須と考えた方がいいだろう。
1. 本体価格
3万800円
※従来モデル（Plaud Note）の2万7500円から約3000円アップ
2. サブスクリプションプラン
Starter（無料、本体に付属）
毎月300分までの文字起こし・要約。一部機能制限あり（例：高度な推論機能なし）。ただし基本利用に十分だが、頻繁な使用で不足しやすい。
Pro（年額1万6800円）
毎月1200分までの文字起こし。高度な要約テンプレート（3000以上）、話者属性推測、複数言語対応（112言語）。ビジネスユーザー向け。セット購入で割引（例：Note＋Proで3万8800円）。
Unlimited（年額5万700円）
無制限文字起こし。全機能無制限利用。セット価格（6万2000円）から本体分を引いた推定。大量業務向け。詳細は公式確認を。
3. 追加オプション
文字起こし時間追加購入：PLAUD会員限定。
120分：400円
600分：1500円
