健康

2025.10.17 18:00

一流CEOが実践、週末48時間で「心と体を整える」7つの習慣

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ここに、まったく同じ予定表を手にして月曜日の朝を迎えた2人のCEO(最高経営責任者)がいるとする。彼らは一見同じに見えても、その「中身」は大きく違っているかもしれない。1人は先週の疲労が抜けず、頭がぼんやりとして、なんとか出社を果たした状態。もう1人は元気溌剌、頭はすっきりと冴え、気持ちも前向きだ。この差は経営方針や能力から来るものではなく、人々が見落としがちな「週末の過ごし方」から来ている可能性がある。

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次々と押し寄せる難題に挑み、株主や世間の厳しい視線にさらされるCEOにとって、週末は単なる休息の時間ではない。それは、エネルギーを回復させ、心のバランスを整え、次の一手を静かに準備するための戦略的な時間だ。

ここでは世界の一流CEOが行っている「週末の7つの習慣」を紹介しよう。これを実践することで、あなたの月曜日、そして人生そのものが、新たな活力に満ちていくはずだ。

習慣1 あえて趣味に没頭して疲労回復

疲労回復とは、必ずしも「何もしないこと」ではない。むしろ音楽や芸術、スポーツ、執筆、ジョギング、ダンスなど、仕事とは無関係の「好きなこと」に没頭することが、真の疲労回復につながる。こうした活動は、仕事の肩書き以外の自分らしさを保つ鍵であり、燃え尽きのリスクを減らし、新しい挑戦に向けて再び立ち上がる活力をもたらす。

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学術研究もこれを裏づけている。職業・組織心理学ジャーナル(Journal of Occupational and Organizational Psychology)に掲載された研究によると、勤務時間外に創造的な活動をする人は、疲労回復の実感がより高く、仕事でも優れた成果を上げているという。

特に週末は、意識的に仕事と関係のない趣味の時間を作ることが大切だ。そうすることで、ただ休むだけでなく、新たな視点と心の余裕を持って月曜日を迎えられる。

習慣2 「長めのワークアウト+リセット系」で整える

忙しい平日はワークアウトの時間も限られ、効率優先で慌ただしい。しかし週末なら有酸素運動、モビリティエクササイズ、ヨガ、ピラティスなど、じっくり体を動かし、心身の疲労を回復させる時間がとれる。

運動はストレスを軽減し、判断力や集中力を高め、自律神経を整える。こうした運動にストレッチなどのリセット系を組み合わせることで、精神力、冷静さ、ストレス耐性など、リーダーとしての資質を高めていける。

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翻訳=猪股るー

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