健康

2025.10.17 18:00

一流CEOが実践、週末48時間で「心と体を整える」7つの習慣

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習慣3 大切な人と時間を過ごす

地位というものには、高くなればなるほど孤独がつきまとうものだ。だからこそ週末は家族や親友などかけがえのない人との時間を過ごし、孤独とのバランスをとりたい。有能なCEOは家族との夕食、携帯電話をオフにしての会話、信頼できる友人との時間を「ついで扱い」しない。彼らはこうした時間をリーダーシップの基盤、さらには人生の豊かさに欠かせないものと見なしている。

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これらのつながりは「居場所」を持つ安定感を与えてくれるだけでなく、重要な意思決定を行う際のプレッシャーや、役職者につきものの厳しい監視などのストレスから心を守るバリアとなる。

また、信頼できる家族や友人との時間は、社内の会議では得られない率直な意見交換の場にもなる。優れたリーダーはこうした時間を守ることで、長期的な成果の基盤を築いていく。

習慣4 あえて「自分時間」を作る

多くのCEOは1分1秒さえ従業員、メディア、取締役会、家族など他者に奪われてしまう。よって週末は、自分だけの静かな時間を持つ数少ないチャンスとも言える。たとえ「自己中心的」と思われても、これは譲れない。

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短時間でもいい。読書、熟考、日記、ウォーキングなど誰にも邪魔されない時間を持つことは、物事を整理し、振り返り、全体像を把握するためのクリアな思考につながる。研究でも「自分時間」が心の安定と気持ちのリセットに効果的であることが示されている。

情報が洪水のように押し寄せる現代において、雑音のない自分だけの静かな時間は、他の人が見落としがちなサインやヒントを見つける機会になる。

習慣5 週末の飲み会は節度を持って

週末ぐらい大いにストレス発散──という気持ちもわかるが、過度な飲酒や夜更かし、偏った食生活は、気づかぬうちに認知能力や判断力、回復力を低下させ、リーダーとしての経営パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性がある。

認知科学もこれを裏づけており、学術誌ネイチャー・ コミュニケーションズ(Nature Communications)の研究では、中程度~過度のアルコール摂取と、脳内の海馬の萎縮、白質の健全性の低下、脳構造の劣化の関連性が示されている。

有能なリーダーは、意識的に節度を守りながら飲酒を楽しむ。節度は我慢ではなく、月曜日に求められる鋭い判断力と十分な活力を得るための戦略的な選択なのだ。

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翻訳=猪股るー

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