第2位:金銭
カップルの収入レベルに関係なく、お金も対立の原因として最もよく知られているものの1つだ。
高収入のカップルも収入が少ないカップルも金銭絡みで頻繁に口論することから、こうした言い争いが実際の支出や預金などに関するものであることは、非常に稀であることが容易に推測できる。こうした対立は安全や自由、社会的なアイデンティティあるいは地位に対する不安を表していることが多い。
たとえば、あなたは支出を気軽に定期的に楽しむものだと考えているかもしれない。それとは対照的に、パートナーは貯蓄が最優先かつ安全策だと考えるかもしれない。このような違いは通常、生い立ちからくるものだ。そのため、お金に関する背景や関わり方が異なるカップルはこの点で頻繁に意見が対立することになるかもしれない。
第1位:口調
繰り返しになるが、米国人カップルの最もよくある喧嘩のきっかけは特定の話題や論点ではない。これらの言い合いは、最初は本稿で挙げたテーマの1つについての会話として始まるかもしれないが、最終的にはカップルがお互いに話すときの口調が最も差し迫った問題になる。
声のトーンは実際に口にする言葉よりも感情的な意図をより強力に伝えることができるため、どう言葉を発するかが鍵を握る。優しいトーンなのか、それとも激しいトーンなのか。それによって不満が純粋な懸念に聞こえるのか、それとも敵対的な批判に聞こえるのかが決まる。
研究本『Nonverbal Communications in Close Relationships(ノンバーバル・コミュニケーション・イン・クロース・リレーションシップス)』の1章に含まれる2022年の研究によると、私たち人間はボディランゲージや目の動き、2人の間のスペース、そしてもちろん声のトーンなど、話し言葉に付随するコミュニケーションの合図に驚くほど敏感だという。皮肉やため息、嘲笑、怒鳴り声といったものは私たちの中の「脅威反応」を即座に活性化させる。つまり、言葉の響き方はどのような言葉を用いるかよりも相手の反感を買うものにするかもしれないのだ。
この意味で、対立時の口調が軽蔑的、あるいは敵対的になるとすぐに議論は当初の問題から遠ざかってしまう。その代わりに「そんなふうに私に話しかけないで」ということが差し迫った問題となる。


