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2025.09.29 18:15

ジェーン・スーが語る 20代は「自分ミュージアム」作りの時間

ジェーン・スー

人生に「私なんかが」は猛毒!

そして、あらためて今20代の方に言いたいのは「私なんかが」とか「どうせ私は」というフレーズはマジで! 本当に! 一番! 有毒! ということ。それが一番その人の可能性を狭めます。つい言っちゃうとしても、それで本当に扉が閉じていきます。そして、その可能性が突然開くことってなかなかない。気軽に放った「私なんかが」が後の自分を苦しめてしまうんです。

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「私なんかが」と思ってもやってみて、失敗したっていい。失敗しないと人間は自信を持てません。成功して自信がつくことって1回もないと思います。これはもう未来から来たおばさんからの“とっておき情報”として知っておいてください(笑)。たとえ失敗したことがそのまま生きなくても、「命までは取られなかった」という経験が自信にはなります。

だからとにかく、20代は「自分のミュージアム」をしっかり作ってほしい。そして30代半ばくらいまでには好きなものを並べるだけでなく、「このミュージアムは何のテーマなのか」を自分で分かるところまでたどり着いてほしいなと思います。


ジェーン・スー◎コラムニスト・ラジオパーソナリティ。1973年東京生まれの日本人。TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』(毎週月~木曜 午前11時~)のメインパーソナリティを担当。 毎週金曜17:00に配信されているポッドキャスト番組「ジェーン・スーと堀井美香のOVER THE SUN」 が、2021年3月「JAPAN PODCAST AWARDS2020 supported by FALCON」にて、「ベストパーソナリティ賞」と、リスナー投票により決まる「リスナーズチョイス」をW受賞。また、ポッドキャスト「となりの雑談」(毎週火曜20:00配信)のパーソナリティも担当している。

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『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で、第31回・講談社エッセイ賞を受賞。近著に『おつかれ、今日の私。』(マガジンハウス)、『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』(文芸春秋社)、『へこたれてなんかいられない』(中央公論新社)、『介護未満の父に起きたこと』(新潮新書)など。

2021年に『生きるとか死ぬとか父親とか』が、テレビ東京系列で連続ドラマ化され話題に。(主演:吉田羊・國村隼/脚本:井土紀州)2025年5月現在、毎日新聞、AERA、婦人公論、Oggi、美STなどで連載を持つ。

文=西澤千央 編集=川上みなみ 写真=小田駿一

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