Aさん「楽しかったね」
Bさん「うん。来週、忙しい?」
Aさん「そうでもない」
Bさん「ラッキー」
上のように、日本語では主語(=誰が)を言わなくても伝わります。むしろ毎回「私は」「あなたは」などと言うと不自然に感じることも。これは日本では聞き手が「察する」文化が発達しているからです。一方で英語には、話し手が「誤解なく伝える」責任があるため主語を言います。
この違いが英語を学ぶときの、とても大きな壁に。「英単語や文法を知っているのに、うまく話せない」のは日本語と英語でコミュニケーションの考え方が違うからです。「3ます英語」では、この違いを豊富な事例とともに紹介することで、英語の「思考の型」を最速で身につけていきます。
入れ替え自由な日本語の感覚だと伝わらない英語に
① りんごを食べたのは太郎
② りんごを太郎が食べた
③ 太郎がりんごを食べた
日本語は①②③が同じ意味で入れ替え自由です。
でも、これらを日本語の感覚で英語にするとどうなるでしょうか?
① The apple ate Taro.
→りんごが太郎を食べた!?
② The apple Taro ate.
→太郎が食べたりんご?
③ Taro the apple ate.
→通じないか、直される
(赤ちゃん言葉的)
日本語には「は」「が」「を」「に」などの助詞があり、上のように語順を自由に入れ替えても意味が伝わります。しかし英語には助詞がありません。「誰が→どうする→何を」という構造そのものに、助詞の意味まで組み込まれているからです。 a や the を間違えても、時制や前置詞を間違えても、ある程度は伝わりますが、単語が入る順番だけはズレると本当に通じなくなってしまうことが多いのです。
日本語の語順を英語の語順に変換しながら話すのは、単語の並べ替えパズルをしながら会話するようなもの。「3ます英語」で、語順も助詞の問題も、まとめて解消しましょう。
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