こだわって選んでも後悔が残る理由
同調査では85%が「ソファに求めたいことを重視して選んでいる」と回答している。

それにもかかわらず「最初は硬くてもすぐにへたってしまう(30代女性)」「1年以上で劣化してしまうことが多い(40代男性)」「見た目と実際の使い心地が違った(40代男性)」「値段とのバランスが悪い(50代男性)」「似たようなものが多くインテリア性が叶っていない(60代女性)」といった後悔の声が目立つ。
憧れに合わせて条件を積み上げていく一方で、日々の暮らしとの折り合いがつかず、結果として後悔が残る――この矛盾が見えた結果となった。
暮らしに合ったソファ選びの視点
後悔を減らすには、自分の家での過ごし方、その時間配分を先に考えることが重要だ。横になってテレビや昼寝に使う時間が多いのか、それとも腰かけて会話や作業をする時間が多いのか。ここを見極めたうえで、「座り心地」「横になれるサイズ感」「長く使える耐久性」の三点を生活空間に照らして吟味することが、後悔しない選び方につながる。
あえて持たないという選択肢も
一方で「無理にソファを持つ必要はない」ということにも気付かされる。ミニマルな暮らしを志向する人にとっては大型家具を置かないことが快適さにつながる場合もある。またライフステージが変わると住環境も変わるため、その都度ライフスタイルに合わせたソファをレンタルして使用する……という選択肢もあるだろう。
さらに、最近ではライフスタイルや家具に精通する専門家と一緒に選ぶという方法もある。自分では判断しきれないポイントを補ってもらえるため、納得感をもって購入することができる。
ソファは今も憧れの存在であり、多くの人が慎重に選んでいる。しかし、こだわり抜いたはずの買い物で後悔が残るのは珍しくない。理想を追い求めるか、持たないという合理的な選択をするか。あるいは「どうくつろぎたいのか」を自己に問うてみるか。ソファ選びの判断は単なる家具選びにとどまらず、暮らしそのものを見直す契機となるだろう。


