デービッド・テッパー
資産額:237億ドル(前年比+24億ドル)/運用会社:アパルーサ・マネジメント
アパルーサの運用資産170億ドル(約2兆5100億円)の大半は、テッパー自身の資金で構成されている。6月末時点で同ファンドの株式ポートフォリオで最大のポジションは、中国の巨大テック企業アリババへの8億ドル(約1180億円)の投資だった。テッパーは第2四半期に、ユナイテッドヘルス・グループ株の大幅な下落を好機と捉え、積極的に投資している。そのほか「マグニフィセント・セブン」と呼ばれるアマゾン、メタ、エヌビディア、マイクロソフト、アルファベットも投資先に含まれている。
スティーブ・コーエン
資産額:230億ドル(前年比+17億ドル)/運用会社:ポイント72
ポイント72は2018年に外部資本の受け入れを始めて以来、急速に拡大し、現在は400億ドル(約5兆9100億円)をマルチストラテジーファンドで運用している。LCH Investmentsによれば、同社は2024年に50億ドル(約7380億円)の運用による純増益を記録し、主力ファンドは19%のリターンを記録したとされる。コーエンは、2020年に24億ドル(約3540億円)で買収した愛するMLBチーム、ニューヨーク・メッツをワールドシリーズの常連に育てるため、収益の一部を投じている。さらに昨冬にはライバルのヤンキースからスター打者フアン・ソトを獲得するために、15年7億6500万ドル(約1130億円)の巨額のオファーを提示した。
イスラエル・イングランダー
資産額:189億ドル(前年比+47億ドル)/運用会社:ミレニアム・マネジメント
780億ドル(約11兆5000億円)を運用するミレニアムは現在、自社の企業価値を140億ドル(約2兆1000億円)とする取引で、少数株式の売却を検討中だと報じられている。過去10年間で、ブルーオウルやピーターズヒル・パートナーズのような投資会社に経営持分を売却することは、プライベートエクイティ(PE)大手の間で一般的になった。さらに、PEの大手の中には上場している企業も少なくない。一方、ヘッジファンドは事業の変動性が大きいため、投資家が持分の取得を敬遠する傾向にあった。しかし、一部のファンドが安定したリターンを生み、資金を長期間ロックアップするようになったことで、ミレニアムが新たな流れをつくる可能性がある。
レイ・ダリオ
資産額:154億ドル(前年比+14億ドル)/運用会社:ブリッジウォーター・アソシエーツ
ダリオは今年、自身が1975年に創業したブリッジウォーターの持分を売却し、取締役会からも退任した。ただし、同社のファンドには引き続き投資しているとみられる。2019年に1680億ドル(約24兆8000億円)だったブリッジウォーターの運用資産は、パフォーマンスの低迷と長引く経営陣交代の影響で、現在は920億ドル(約13兆6000億円)に減少している。しかし、同社の旗艦ファンド「ピュア・アルファ」は2024年に11.3%のリターンを上げ、2018年以来の好成績を記録。今年上半期も17%の上昇を見せた。


