米国の労働者の大多数(66%)はキャリアチェンジすることで幸福度が増すと考えているが、実行した人は少数(13%)にとどまることが新しい調査で示されている。その理由として、最も多いのが経済的な懸念だ。35%が収入減を心配し、34%が家計が不安定になることを心配している。財政的な要素はキャリアチェンジの大きな動機でもある。キャリアチェンジを希望する人の57%は、より高い給与と充実した福利厚生が得られる可能性に惹かれている。
以上は履歴書作成ツールのResume Now(レジュメ・ナウ)が米国のプロフェッショナル1000人を対象に実施した調査「キャリア・グリッドロック・レポート」で示されたものだ。キャリアの行き詰まりを感じ、軸足を移したいと思っているものの経済的な不安から躊躇しているのであれば、経済的な安定を犠牲にすることなくキャリアチェンジする方法がある。今日から始められる3つのステップを紹介しよう。
1. 転職せずにキャリアチェンジを始める
今の仕事を辞める前に、希望するキャリアに関連することを副業として始める。例えば、もしあなたが営業職でマーケティング分野に移りたいのであれば、自分が関心のある活動でマーケティングのボランティアをしたり、起業家の友人の新規事業のマーケティングの手伝いをしたりする。マーケティング関連の専門家の団体に加入したり、マーケティング専門家の交流会に参加したりするのもいい。大企業に勤めている場合は、マーケティングの職務に横滑りしたり、マーケティングチームと一緒に働けるような部門横断的なプロジェクトがあるかどうかを調べよう。
本当にキャリアチェンジしたいのかどうかを確認できる
実際に経験を積むことは、今の仕事を辞めるといった大胆な選択をする前に、本当にキャリアチェンジしたいのかどうかを確認する方法となる。余分な仕事をすることで、新しい分野での就職のために人脈を築いたり面接を受けたりする根拠が得られる。新しい分野を調べ始めたときに出会う人々は、チャンスについて聞いたり、意思決定者に会ったりするために必要なプロフェッショナルのネットワークとなる。その間、あなたは現在の仕事で給料をもらいながら次の仕事を探す。



