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2025.09.17 08:15

ノーショー被害額は年間2000億円、飲食店が取るべき対策

Getty Images

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飲食店の予約を無断でキャンセルして姿をくらます、いわゆる「No Show」(ノーショー)の被害は、経済産業省の発表によると年間約2000億円にものぼる。飲食店には死活問題でありさまざまな対策が講じられているが、そのひとつにキャンセル料の請求を自動化するサービス「請求できるくん」がある。それが飲食店向け予約管理システム「トレタ予約台帳」と連携することになった。

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「請求できるくん」はAccordX(アコードエックス)が提供するサービス。わずか30秒でキャンセル料金の請求作業が完了し、あとは催促や徴収、領収書の発行などを自動で行ってくれる。利用料金は回収できたときの手数料のみ。多言語対応やスマートフォン決済も可能なため、インバウンドを含む幅広い顧客層に対応できる。

TRETA公式ホームページより。
TRETA公式ホームページより。

また「トレタ予約台帳」は、トレタが提供する累計導入店舗数1万9000店以上を誇る人気のシステムだ。配席管理に特化し、予約情報を一元管理できる。「請求できるくん」との業務連携により、テーブルの予約からキャンセル料金の請求までがワンストップで行えるようになる。

土壇場の無断キャンセルは店に金銭的な被害をもたらすばかりか、食材も無駄にすることになる。そんなお行儀の悪いことをする人間には、ちょっとお灸をすえてやればいいと思ってしまう。事実、ノーショーを行った人物に損害賠償請求をする店舗も増えているという。しかし「請求できるくん」は違う。キャンセル料金を請求した相手にクーポンを発行して再来店を促すという「ネガティブ体験をポジティブに転換する仕組み」が備わっている。罰よりも愛のほうが心に響くのかもしれない。

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プレスリリース

文 = 金井哲夫

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