もともとOpenAIはユーザーにChatGPTの会話を「発見可能」にするオプションを提供した際に、これによりグーグルで検索可能になると警告していたが、Grokは共有された会話が検索エンジンにインデックス登録される可能性があるという警告を一切していなかった。OpenAIは8月に共有ボタンを廃止し、これを「短期間の実験」と位置づけた。「この機能は、人々が意図しないものを誤って共有してしまう機会をあまりにも多く生み出したと考え、このオプションを削除します」とOpenAIの最高情報セキュリティ責任者であるデーン・スタッキーはXへの投稿で述べた。OpenAIはまた、ChatGPTの会話を検索エンジンから削除するよう取り組んでいると述べた。
xAIと同様に、Anthropicもユーザーに会話が公開される可能性があることを警告していなかった。しかしxAIとは異なり、Anthropicは、ユーザーがClaudeにアップロードしたファイルが公開チャットに含まれている場合でも、そのファイルを非公開に保っていた。そのため、独占的なコードやビジネス情報を含む可能性のある文書が公開されることはなかった。フォーブスが確認したいくつかのケースでは、ボットがそれらの文書に対して応答する際に文書の一部を直接引用しており、それが会話記録として公開・閲覧可能な状態だった。
Anthropicは、「robots.txtファイル」(ウェブサイトの所有者が検索エンジンに指示を与えるために使用するオンラインプロトコル)で、これらの共有ページをインデックスに登録しないようウェブクローラーに指示していると述べたが、その要求が遵守される保証はない。Anthropic自体、自社のウェブクローラーによる「悪質」なデータスクレイピングについて他のウェブサイト所有者から苦情を受けており、その一部はAnthropicがrobots.txtの指示を無視したと主張している。
ソーシャルネットワークのRedditは6月、このようなスクレイピングを巡りAnthropicを提訴した(Anthropicは当時、パブリッシャーを尊重し、「侵入的または破壊的」にならないよう努めていると述べた)。このAI企業は先週、AIモデルのトレーニングのために書籍を盗用したとの主張を巡り、著者らと15億ドル(約2209億)の和解に達した(Anthropic自身は不正行為を認めていない)。
ベイエリアを拠点とするAnthropicは、評価額1830億ドル(約26兆9500億円)で130億ドル(約1兆9100億円)を調達したばかりだが、最近、Claudeとユーザー間の会話の使用方法に関する独自の規則も変更した。先月、プライバシーポリシーの改定で、ユーザーがオプトアウトを選択しない限り、ユーザーのチャットをAIモデルのトレーニングに役立てる計画だと発表している。


