近年の日本は9月に入っても真夏日が続くなど、季節の移り変わりに「酷暑」が長く居座るようになっている。そのため「暦の上では秋なのに、何を着るべきかを迷う」という人は少なくない。
こうした気候変動を背景に、クロスプラス株式会社は「暑秋(しょしゅう)」という新しい概念を掲げ、全国の20~50代女性を対象に「暑秋に関する生活者の洋服選びに関する意識調査」を実施した。その結果、店頭の商品展開と実際の気温とのギャップに、多くの消費者が不満を抱いている実態が明らかになった。
【調査概要】
調査方法:インターネット回答
調査期間:2025年7月25日(金)~2025年7月27日(日)
調査対象:全国の20~50代の女性500名
調査では、秋でも半袖Tシャツやワンピースを着る人が増え、従来の季節感が崩れつつあることが明らかになった。実際、「近年の異常気象を踏まえて9月・10月に欲しい服に変化があった」と答えた人は4割超にのぼり、着用頻度がもっとも多いアイテムは「半袖Tシャツ」だった。

この結果からは、気温と季節感がずれ続けることで衣料の消費が「暦」から「体感気候」へシフトしつつあることが読み取れる。
店頭ラインナップへの不満
一方で、9・10月に本格的な秋冬物が並ぶことについて、6割の消費者が「気温と合わない」と不満を感じている。9月・10月に店頭に並ぶ厚手のニットやコートについては「時期が早すぎる」と感じる人も4割以上に達した。あわせて「買いたい服が見つかりにくい」という声も多かった。


従来の小売モデルでは、暦に基づく「先取り感」が一般的だったが、気候変動下では消費者の体感と商品ラインナップが乖離していることがわかる。



