アップルとS&P500の比較
配当を再投資した場合のリターンでみても、アップルのリターンはS&P500のそれを上回っている。DividendStocksによれば、アップルの配当再投資後の平均年率リターンは24.4%で、S&P500の13.3%(officialdata.orgのデータ)を大きく上回った。
ただしアップルはボラティリティが高い。ボラティリティのデータは、2015年8月21日から2025年8月22日までの日次対数リターンを基に計算される。年率換算ボラティリティは、それぞれのリターンが平均値からどの程度ばらついているかを示す指標である日次リターンの標準偏差を年率換算したものである。
GoogleFinanceのデータによれば、アップル株の年率換算ボラティリティは31.62%であり、S&P500の15.4%の約2倍となった。
10年前に1万ドル投資していたら?
S&P500と比較して、アップルは10年前に1万ドルを投資した場合のリターンで大きく上回った。配当を再投資する仮定でアップル株に10年間投資した場合、10年前の1万ドル(約147万円)は、今日では10万1430ドル(約1491万円)になったことになる。これはS&P500に10年間投資した場合の3万5688ドル(約525万円)より184%高い。
アップル株に1万ドル投資した場合
2015年8月21日にアップル株に1万ドル(約147万円)を投資し、その後に受け取った配当金を再投資しなかった場合、2025年8月22日時点で投資額はおよそ8万5893ドル(約1263万円)になっている。これに対し、同じ期間に受け取った配当金を再投資していた場合には、投資額はおよそ8万9144ドル(約1310万円)に成長していたことになる。
S&P500に1万ドル投資した場合
2015年8月21日にS&P500に1万ドル(約147万円)を投資していた場合、2025年8月22日時点でその投資額は3万2492ドル(約478万円)になっていたことになる。さらに、その期間中に受け取った配当金を再投資していた場合、当初の投資額は3万7284ドル(約548万円)になっていたことになる。


