ピンク・フロイドのアルバム『The Dark Side of the Moon(狂気)』は、数十年にわたり米国で最も成功した作品のひとつとして位置づけられてきた。その名前が米国の音楽チャートに常に登場するわけではないが、毎年のように何度も再登場し、そのロングセラー記録を伸ばし続けている。そして今週、『The Dark Side of the Moon』は売上の大幅な伸びにより、再び複数のチャートに再登場した。
『The Dark Side of the Moon』の売上が72%急増
Luminateのデータによると、『The Dark Side of the Moon』は直近の集計期間に米国で3000枚強を売り上げた。前の期間の売上はわずか1750枚であり、本作の売上は1期間で72%もの急増を記録したことになる。
この数字はどのアーティストや作品にとってもすばらしいと言えるものだが、リリースから50年以上が経過したフルアルバムとしては、特に驚異的な数字である。
この売上増加により、『The Dark Side of the Moon』はビルボードのTop Album Salesチャートに再登場した。このチャートは、形式やジャンルを問わず、最も売れたアルバムやEPだけに焦点を当てるものだ。ピンク・フロイドは同チャートで35位に再登場した。
アナログ盤に関してはさらに好調だ。ビルボードのVinyl Albumsチャートでは『The Dark Side of the Moon』が18位に返り咲き、このアルバムは史上最も重要で最高のロック作品のひとつとして広く認識されている。
『The Dark Side of the Moon』は最近までVinyl AlbumsチャートやTop Album Salesチャートから姿を消していたが、両チャートにおける通算チャートイン回数は数百週にものぼる。今週の時点で、同作品はVinyl Albumsチャートで通算360週、Top Album Salesチャートで通算515週のチャートインを記録している。
Billboard 200史上最長のヒット作
『The Dark Side of the Moon』は現在Billboard 200には登場していないが、同作品はこの最も重要なアルバムチャートにおいて最長の通算チャートイン記録を持ち続けており、通算1000週に到達する史上初のアルバムとなるまであと10週に迫っている。最近では、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのベスト盤『Legend』も『The Dark Side of the Moon』に並び、900週以上を記録した唯一の作品となった。



