成果を後押しするもの
ポッドキャスト「The Future of Less Work(短い労働時間の未来)」の最新エピソードで、私は『Meaningful Work(有意義な仕事)』の共著者でペンシルベニア大学の研究者でもあるタマラ・マイルズ、ウェス・アダムズと対話した。25カ国の労働者数1000人に基づく2人の研究では、職場での有意義な体験の半分近くが、突き詰めればリーダーの行動に行きつくことがわかった。
有意義な仕事
マイルズはこう話した。「有意義な仕事というものを、何をするかよりも、どう体験するかとして考えるなら、その体験をかたちづくる上で、リーダーの役割は非常に大きくなります」。
アダムズはそれを踏まえた上で、意義というものは、目的に導かれたキャリアを歩む少数の人だけのためにあるのではないと、強調した。
「あなたの今の仕事が、必ずしも人生の天職でなくても、仕事に意義があると感じることはできます」とアダムズは話した。「意義というものは、実際のところ、コミュニティ、貢献、挑戦といった個々の瞬間から生まれます。どこに目を向ければいいかを知っていれば、それはどんな仕事でも、どんな日でも起こり得ます」。
有意義な仕事の基礎となるのは、以下の3つだ。
・コミュニティは、帰属感、自分らしさ、存在を認められているという感覚に関係している。週末の予定について尋ねてみる、フォローアップを忘れずにするといった、簡単なことでも効果がある
・貢献は、仕事の影響力を認めてもらうことに関係している。こうした認知は、顧客からでも、同僚からでも、チームリーダーからでもいい
・挑戦は、高い期待と、それに見合う充実したサポートがある環境で、成長する機会を得られることを意味する
こうした3つのレバーは、どんな経営者にも引けるものだ。予算も、ポリシーの変更も必要ない。それでもこれらは、社員が全力で仕事に打ち込むか――それとも黙って去っていくかを左右する。
アダムズは、Gallup(ギャラップ)とWorkhuman(ワークヒューマン)の調査を引きあいに出しつつ、こう話した。「1週間のあいだに感じるやる気のなさや燃え尽き感が半分になれば、人は感謝するものです」。そこで重要になるのが、先ほどのレバーだ。より長い勤務時間が必要なのではない。


