株式会社ホーンが運営する一人旅特化メディア「ソロトリ」は、2025年5月に「ソロトリ・一人旅実態調査(2024年度版)」を実施。790名の一人旅経験者を対象に世代別の行動パターンを分析した。調査により、20代と50代というふたつの世代で「一人旅デビュー」が集中する二極化現象が明らかになった。
【調査概要】
調査対象:2024年度(2024年4月~2025年3月)に宿泊を伴う一人旅を1回以上経験した「一人旅経験者」
調査期間:2025年5月7日~5月20日
調査機関:自社調査
調査手法:インターネットによる任意回答(全49問)
告知方法:ソロトリInstagram、ソロトリマガジンにて募集(無償回答)
有効回答数:790名(女性:694名、男性:90名、その他:6名
一人旅の中心世代は「50代女性」

「一人旅の経験あり」と回答した最大セグメントは「50代女性」で、全体の31.8%を占めた。30~50代女性を合わせると75%を超えており、家庭や仕事に多忙な世代が自分の時間を確保しながら積極的に一人旅を楽しんでいる実態が明らかになった。
仕事や家族からの役割負担が大きい世代だからこそ、「自分の時間を確保するための一人旅」という動機が強く現れていると考えられる。
デビュー時期は20代と50代に集中

一人旅デビューの年齢については、「20代でデビュー」が最多となるが、50代女性においては20代(27.1%)と同水準の50代(28.7%)がトップとなった。人生の節目を迎える50代が「役割(妻・母)からの解放期」「第二の一人旅デビュー期」として、誰にも邪魔されない自分だけの時間を選び始める傾向があるようだ。
年2、3回の適度なペースで楽しむ

年間の一人旅回数では「年2~3回」が主流。特に60代女性では半数以上がこの回数に集中しており、非日常を無理なく生活に取り入れるスタイルが定着しているようだ。



