筆者はおしゃべりな家族の中で育ち、教師を困らせるほどおしゃべりだった。大学の「英語102」の授業で、学期終了まであと2週間という時、教授が私を見て、こう言ったのを覚えている。「きみはA評価だ。もう来なくていい。きみはしゃべりすぎる」。
そのまま残り2週間を欠席したが、気分は落ち込んだ。教授の言ったことは正しく、私は無作法だった。授業が退屈で時間をつぶしたかったから、隣の人に話しかけてばかりいたのだ。これとは別に、会議で自分の知識を示すために、常に会話に割って入るタイプの人もいる。このように、職場で話しすぎる人には2種類いる。退屈している人と、認められたい人だ。
ほとんどすべてのオフィスには、すぐに沈黙を埋めようとする人がいる。たいていは無意識の行動だ。多くの場合その人は、ただ他人とつながりたい、アイデアを共有したい、会話に参加したいだけだ。しかし、1人が会話を独占すると、混乱を引き起こし、生産性の低下につながってしまう。
「職場で話しすぎる人」を管理するには、スキルが必要
話しすぎる人を管理するには、そうした行動の背景にあるものを理解する必要がある。退屈や不安からかもしれないし、習慣、または注目されたいという願望のせいかもしれない。
彼らは会議の席では、たびたびアイデアを出したり、他の人の発言を遮ったり、話題を脱線させたりする。会議以外でも、絶え間ないおしゃべりで、集中したい人の邪魔をしたりする。一見無害なようでも、長い目で見れば、生産性に悪影響を及ぼしかねない。
有能なリーダーは、共感の力を使って、このような状況を管理する方法を知っている。教授にしゃべりすぎと言われて私が落ち込んだように、人は、自分が黙らせられたと感じると傷つくものだ。リーダーは、話しすぎる人たちのエネルギーを、価値を生み出す方向に振り向けられるよう導く必要がある。



