リーダーシップ

2025.08.15 12:00

「職場で話しすぎる人」を戦力化──リーダーに必要な3つのマネジメント術

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対処その1:職場で、話しすぎる人に恥をかかせることなく指導する

会議や業務中に話しすぎる人が従業員にいる場合は、線引きを行い、より良いコミュニケーションをサポートすることが重要だ。1つの方法は、「1度発言した人は誰でも、次に発言するまでに3人の話を聞く」といった会議のルールを設定することだ。これにより、自分だけ異なる扱いをされていると当人に感じさせずに、より幅広い参加を促せる。

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また、話しすぎる人に、自分が排除されていると感じさせないような役割を与えることもできる。例えば、会議で出たアイデアをまとめる係や、議題にかかわる特定の役割を割り当てるとよい。これは、彼らをのけ者にせず、なおかつ聴くことを促す方法だ。

会議以外の場では、「あなたは、チームとのコミュニケーションを望んでいるようだ。あなたがコミュニケーションをとりやすく、なおかつ他の人が集中を維持しやすくなる具体的な方法を一緒に考えよう」と切り出そう。修正ではなく協力という形をとることで、アドバイスを受け入れやすくするのだ。

対処その2:職場で話しすぎる人の好奇心を刺激し、聴くことに集中させる

行動を変える最も強力な方法の1つは、好奇心を育むことだ。好奇心が高まった状態では、自分だけが話す必要がなくなる。質問を投げかけることが増え、聴くことにもっと時間を使うようになる。その結果、会話の質を高め、人間関係を深め、混乱を減らすことにつながる。

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好奇心によって、「自分の話を聞いてもらうこと」から、「新たな知識を得ること」へとフォーカスが移る。知りたいというマインドセットは、人々が共感力を育み、話すべきタイミングと、そうでないタイミングを理解するのに役立つ。沈黙することで、他の人が自分の考えを述べる機会が生まれる、という学びを得られるのだ。

対処その3:職場で話しすぎる人が、他の人の話を遮ることをやめない場合

コーチングを行なっても、話しすぎる人に変化がみられない場合は、状況を構造化することが不可欠だ。オープンな議論を交わすための時間を設けるといい。会議では、会話をリードする役割をローテーションで担当させよう。

話を遮る行為が頻繁に起こる場合は、問題に直接対処することが重要だ。相手と1対1で対話し、「あなたは何を伝えたいのか」「その話題を出すのに、今はベストなタイミングだろうか」といった、直接的だが支援的な問いかけをしてみよう。こうした問いかけは、相手に省察を促し、少し立ち止まって考える時間を与えることになる。

次ページ > 職場で話しすぎる人を管理することは、チームの連携にも影響を及ぼす

翻訳=高橋朋子/ガリレオ

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