リーダーシップ

2025.08.15 12:00

「職場で話しすぎる人」を戦力化──リーダーに必要な3つのマネジメント術

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なぜ職場で話しすぎる人がいるのか

過剰なおしゃべりは、特にその理由がわからない場合、他人にとっては迷惑なものだ。若手エグゼクティブでコンテンツクリエイターのコーポレート・ナタリーは先ごろ、あらゆる会話に割り込む人をネタにした動画をインスタグラムで公開した。彼女は、そうした人たちを「割り込み屋(the interjectors)」と呼んでからかった。

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この動画が笑えるのは、誰もがそのような人に接した経験があるからだ。私の世代は、米テレビドラマ『ジ・オフィス』に登場するマイケル・スコットのようなキャラクターを通じて、常に話を遮り、あらゆる会話に自分を割り込ませる方法を見つける人物を笑い飛ばしてきた。

退屈のあまり話してしまうタイプの話し手

一般的に、話しすぎる人には2種類いる。退屈している人と、目立ちたい人だ。退屈している人は多くの場合、単に時間をつぶそうとしているだけだ。誰かの邪魔をするつもりはないが、その行動は他人を混乱させる。このような従業員には、より熱中できる仕事や、新しい挑戦、明確なタスクを与えて、何か意味のあることに取り組ませるのが有効な場合が多い。おしゃべりを矯正するのではなく、より責任のある役割を任せるか、準備が必要な仕事で貢献してもらうことで、そのエネルギーを他へ向けるとよい。

自分を認めてほしいタイプの話し手

一方、自分を認めてほしいタイプの話し手は、黙っていると忘れられてしまうのではないか、という不安に駆られている場合が多い。自分の価値を証明しなければというプレッシャーから、会議のたびに発言したり、あらゆる会話に割って入ったりする。このような従業員には、影響力や信頼、貢献に関するコーチングが必要だ。「自分を認めてもらうには、準備をし、結果を出し、そして相手の話を聴くことが、話すことと同じくらい重要だ」とリーダーが説くことで、人の輪に加わることに対する従業員の考え方をリセットできる。

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いずれにせよ、話しすぎは他のチームメンバーにとってイライラの種になる。したがって、話しすぎの人を管理するには、彼らをそうさせている本当の原因によって対処法を変えなくてはならない。その違いを理解すれば、適切に問題に対処することができる。

性格にも影響される

話しすぎは、性格によってもたらされる部分もある。外向的な性格の人は、沈黙があると落ち着かなく感じ、話すことでその場に参加し続けようとしがちだ。一方、内向的な人は、そのように絶え間なく話し続けられるのを邪魔だと感じやすい。外向的な人は、自分を見てもらわなければというプレッシャーを感じやすく、そのせいで口数が多くなる。しかし、見てほしいという欲求が、話しすぎや、他人の発言を遮る行動につながると、かえって逆効果だ。一方で、内向的な人は、自分が発言する余地を与えられないと不満を覚えるかもしれない。特に、口数の少ない従業員が傾聴に値する意見を持っている場合は、両者のスタイルを尊重する機会を設けることが有効だ。

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翻訳=高橋朋子/ガリレオ

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