ロシア国内の目標に対する攻撃で成功を収めていることから、リューティーの使用は今後さらに増えると見込まれる(編集注:先週にはシャヘドの工場がある中部タタールスタン共和国エラブガの近くで、シャヘド関連の倉庫がリューティーで攻撃されたと報告されている)。とくに、ドイツがこのほど500機の追加生産への投資を表明したことは後押しになるとみられる。
A drone strike reportedly hit the Deng Xiaoping logistics terminal in Yelabuga, Tatarstan. The facility, built as a major hub for large companies—especially Chinese suppliers—serves the Alabuga SEZ, including Shahed drone production. An “A-class” warehouse was hit by a Liutyi… https://t.co/DgfySIBQm3 pic.twitter.com/JRtBqvTa04
— WarTranslated (@wartranslated) August 9, 2025
とはいえ、ウクライナによるリューティーなどの生産ペースは今後もロシアによるシャヘドの生産ペースを大きく下回る公算が大きい。そのため、ウクライナはロシアが行っているような大規模な集中攻撃ではなく、こうした高性能ドローンによる精密打撃という戦略を維持すると考えられる。この戦略で成功するには、リューティーもドローン技術やコンピュータービジョンの進歩をさらに取り込んで改良を重ね、ロシアの新たな防御に対抗していくことが必要になるだろう。
ロシアのシャヘドほどよく知られているわけではないものの、ウクライナのリューティーはこの戦争で同様に重要な役割を果たしている。その長距離精密打撃能力によって、リューティーはロシア国内の重要目標の破壊に成功してきた。こうした作戦の重要性を踏まえると、リューティーの役割は、ウクライナがロシア領内をさらに深く攻撃しようとするなか、今後ますます拡大していくと予想される。


