2021年、『The Spanish Journal of Psychology』に発表されたスペインの若い男女のカップル405組を対象に行われた、恋人との衝突を解決する方法に対するアタッチメント・タイプ(愛着スタイル)の影響に関する調査の結果は、次のようなことを示している。
(愛着スタイルは大きく安定型と不安定型にわけられ、不安定型はさらに回避型、アンビバレント型、無秩序・無方向型に分類される)
・不安型の人──怒鳴ったり、相手を非難したり、問題をエスカレートさせたりする傾向がみられ、人間関係に対する満足度が低くなる可能性がある。なかでも回避型の人は、閉じこもり、コミュニケーションを取ることを避けたり、感情を閉ざしたりする傾向があり、それらは人間関係の質を低下させる場合がある。
・安定型の人──心を開いたコミュニケーションや妥協など、前向きに問題を解決しようとする傾向がみられ、人間関係に対する満足度の向上につながる可能性が高い。
自分が人との衝突にどのように対処しているかについて、そのパターンを観察してみることは、その及ぼす影響を心にとめておくためにも欠かせないことだ。そして、それは人間関係の質にも影響を与えているかもしれない、あなた自身のより深い部分での感情のパターンの理解を助けてくれることになる。
さらに、それに対する理解が深まるほど、人とのつながりを断ち切るのではなく、築くことにつながるような対処の仕方を学ぶことができる。
2. 謝罪の仕方を考える
私たちの謝罪は、関係の修復よりも救済を求める気持ちに基づいている可能性がある。これは、ほとんどの人に無意識のうちに起きていることであり、理解もできることだ。だが、一度立ち止まって、自分がどのようなときに謝罪する気持ちになるのか、考えてみるのは重要なことだ。身構えずに心から謝罪できることは、感情的な成熟の証明だといえる。
2022年には、誰かを傷つけた人が誠実な、心からの謝罪をする可能性を高めるものは何か、まったく謝罪しようとしない人をそうさせるのは何なのかについて調べるため、オンラインで行った(架空の状況を提示し、それにどのように対応するか回答してもらう)ビネット調査の結果が発表された。
その結果をまとめた研究チームが注目したのは、次の2種類の「謙虚さ」だ。


