LGグループが進めるAI戦略
この発表は、家電、電気自動車(EV)用バッテリー、石油化学、通信など多岐にわたる事業を展開するLGが事業の多角化を進める中で行われた。同グループは昨年3月に韓国国内のAIやバイオテクノロジー、クリーンテックなどの分野に向けて今後5年間で100兆ウォン(約11兆円)を投資する計画を明らかにしていた。
LGは、それ以降にAI分野への投資を強化しており、3月に情報技術サービス子会社のLG CNSは、エヌビディアの支援を受けるAIスタートアップのCohere(コヒア)と提携し、企業向けに韓国語に特化したAIモデルを開発すると発表した(フォーブスは、他の出版社グループとともにCohereがインターネット上の著作物を無断で収集し大規模言語モデルの訓練に使用したとして同社を提訴したが、Cohereはこの主張を否定している)。
また1月にLGエレクトロニクスはマイクロソフトと提携し、自宅や車両、ホテル、オフィスなどで活用できるAIエージェントの共同開発に取り組んでいる。
韓国内のAI開発競争が激化
しかし、そのような努力にも関わらず、韓国のAI分野ではまだ明確な勝者が現れておらず、LGは激化する競争の中にある。韓国でAIモデルを開発している企業には他に、インターネット大手のネイバーや、SKテレコムなどが挙げられる。さらにカカオトークで知られるカカオも、OpenAIと協力してAIエージェントの開発に取り組んでいる。


