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2025.07.23 09:15

危険な離岸流を可視化、AIアプリが命を守る

プレスリリースより

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海水浴場で怖いのは、いきなり沖に引っ張られる離岸流などの潮の流れだ。素人にはわかりにくいが、見る人が見ればわかる。その学習をしたAIならバッチリだ。それをスマートフォンのカメラと組み合わせたARウェブアプリが登場した。

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日本ライフセービング協会は、海辺の危険や利用状況をARで可視化する「Water Safety eye」の全国展開を開始した。同協会の専用サイトにアクセスしてスマーフォンのカメラを海にかざすと、離岸流や沿岸流の発生箇所などの危険な場所が示される。また、トイレや救護所などの場所も教えてくれる。

表示される情報の例。
表示される情報の例。

2019年から、日本ライフセービング協会はライフセーバー向けのスマホアプリ「海辺のみまもりシステム」を導入している。これは、海水浴場などの監視カメラの映像からAIが離岸流を検知してライフセーバーに伝えるためのツールだが、「Water Safety eye」は、その情報をリアルタイムに可視化して、便利な情報も加味してスマートフォンのカメラ映像上にARで表示する一般向けアプリというわけだ。これは日本財団の助成「海と日本プロジェクト」を受け、中央大学の協力で研究開発を行っている。

現在は、神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場、中央・材木座海水浴場、沖縄県本島、宮古島、石垣島などの自然海岸で利用できる。

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スマートフォンで以下のURLにアクセスしてほしい。
https://water-safety-eye.com/

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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