被害に遭わない客室とは?
盗難被害を避けるためのホテル選びについて、専門家がアドバイスするのは、次のような点だ。
・鍵の状態
部屋のドアに旧式の鍵がついている(あるいは鍵がない)ことは、トラブルに巻き込まれるリスクがあるというサイン。部屋を出るときには、ドアが完全に閉まった状態であることを確認する必要がある。
・屋外に出られる
直接外に出られるドアがある部屋は、そのドア1枚を破れば侵入可能ということだ。窃盗犯にとっては、狙いやすい部屋だということになる。つまり、ビーチに面した素敵なホテルの誰でも外から入ってこられる部屋には、セキュリティ上の問題がある。
・1階の部屋
外から簡単にアクセスできる部屋、つまり1階にある部屋や非常階段、裏口のドアに近い部屋は、盗難に遭うリスクが高い。
・防犯対策が不十分
立つ場所に設置された防犯カメラは、盗難防止に効果的だ。廊下や共用エリアに防犯カメラが付けられていないホテルは、セキュリティ対策が脆弱な可能性がある。
「犯罪は多くの場合、実行するチャンスがあるところで起きる」と指摘するセキュリティ・コンサルティング会社、Global Secure Resources(グローバル・セキュア・リソーシズ)のキャリー・パスクアレロCEOは、「あなたを食い物にする機会を、誰にも与えてはいけません」と述べている。
ホテルに危険を感じたら……
危険を感じるホテルや客室に、宿泊する必要はない。まずはホテル側に、問題への対処を依頼することだ。例えば、鍵がきちんとかかる、しっかり固定された金庫がある、といった部屋への変更を依頼するなど、具体的な問題の解決を要請することができる。もしホテルが適切に対応してくれない、部屋の移動が不可能、といった場合には別のホテルへの宿泊を検討するべきだろう。
共用エリアの目立つ所に防犯カメラが設置されている、廊下の照明が明るい、フロントデスクに24時間スタッフがいる、宿泊した人たちが安全性について高く評価しているなど、適切な安全対策が講じられていることが明確なホテルを選ぶべきだ。また、周辺地域の犯罪発生率などについても調べてから、予約するべきだろう。


