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2025.07.16 06:15

なぜ女性に売れないのか データが示す男女の「購買スイッチ」の違い

gettyimages/nd3000

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「男性には人気の商品が、なぜ女性には響かないのか?」。株式会社ハー・ストーリィが2008年から継続してきた「男女購買行動診断」の結果からその答えが見えてきた。そこには従来のアプローチでは拾いきれていない「女性のさまざまな感情」が広がっていた。

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◾️調査概要:男女購買行動診断
調査期間:2008年6月~2025年5月
調査対象:6万7593人(男性1万9723人、女性4万7870人)
調査方法:インターネット調査
調査会社:株式会社ハー・ストーリィ 

調査は2025年5月までに6万7593人を対象にインターネット上で実施され、男女の購買行動の違いを「戦略型:スペック・機能・コストパフォーマンスを重視し、論理的に比較して選ぶタイプ」「調和型:使う場面・気分も意識して選ぶ、論理と感覚のバランス型」「平穏型:気分が上がる・心地よいといった感情価値を優先、買い物そのものを楽しむタイプ」の3タイプに分類した。

調査の結果、男性の半数が「戦略型」、女性の6割が「平穏型」とされ、傾向がはっきり分かれた。購入を決める際に、男性は「スペック・効率性・比較検討」を重視し、女性は「気分・感情・共感性」などの心地よさに重きを置く傾向がある。

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この違いは購買プロセスにも表れており、男性は「自宅で情報収集→スペック優位で決定」、女性は「使用シーンや気分→感情体験で決定」と、根本からアプローチが異なっていた。

女性は社会変化に応じて、購買行動も変化

また過去17年間のデータからは、女性の購買行動がコロナ禍や物価高騰といった社会変化に応じて柔軟に変化していることも判明。一方で、男性は近年「調和型」が微増傾向も見受けられ、これは育児や家事への参加の影響していると推測される。

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文=福島はるみ

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