ライフスタイル

2025.07.16 06:15

なぜ女性に売れないのか データが示す男女の「購買スイッチ」の違い

gettyimages/nd3000

女性は分散型、男性は没頭型

男女間で差異が大きい購買行動ランキングでは、個別項目において明確な傾向が確認された。

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【男性】
1位:電子マネーやクレジットカード、会員カードを沢山作って、ポイントを貯める方ではない
2位:ちょこちょこと買物するより、高価な物を買うと達成感がある
3位:モノ選びの際、他人のモノよりも「優れていること」が選択基準になることがある
4位:デジタル製品やメカ製品などの新商品については、まず「機能」「性能」が気になる
5位:自分が買ったものよりも、さらに性能が高いものを友達が持っていたら悔しいと思う

【女性】
1位:訳もなく、ちまちました雑貨などを「かわいい」というだけで買ってしまうことがある
2位:イライラしたり、嫌なことがあったときなど、買物でストレス発散をすることがある
3位:カラーバリエーションがたくさんあると、それだけで嬉しくなる
4位:長時間にわたり、いろいろな場所を見て回ったり、ショッピングするのは楽しい
5位:旅行のお土産を友達に買って帰ることが多い

男性は「周囲より優位性を保ちたい」気持ちを強く持っており、女性は「自分の気持ちが優先で、周囲と感情を共有することで満足感を得る」ことがわかる。

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女性の購買は「6つの価値軸」で動く

また、女性の購買行動には、従来の「価格」や「スペック」だけでなく、ストーリー性やバリエーション、体験、自分らしさ、心地よさ、つながりなど、情緒的・共感的価値が強く影響していた。

核心になるのは「女性の感情」

この調査が示しているのは、「何を買うか」以上に「どんな気持ちで買いたいか」が購買行動を左右するという点だ。特に女性は、「買う理由」に物語や意味づけを求めており、商品そのものよりも「それを通じてどんな感情を得られるか」に価値を置いていることがわかる。

また、女性の購買行動はライフステージや社会変化の影響を大きく受けている。たとえば、同じ30代女性でも独身・子育て中・介護中では、響く言葉や製品設計はまったく異なる。

今後、企業はターゲットの「今の気分」に合わせた柔軟なマーケティング設計が求められるだろう。特に、これまで取りこぼされていた女性の多岐にわたる情緒を拾い上げていくことが、マーケティングの核になるのではないか。


プレスリリース

文=福島はるみ

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