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2025.07.13 09:15

結婚生活でイラッとするランキング 大切な「アサーション」スキルとは

Getty Images

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新婚のほとぼりが冷めたころ、細かい相手の行動が気になりはじめるのはよくある話。独身時代の生活習慣の違いがストレスを招くことになる。いったいどれだけの人たちが、何にイラッとするのか。どう対応しているのか。これから結婚する人、長年相手にイラッとし続けている人の参考になりそうな調査結果が公開された。

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人材派遣事業などを展開するライズ・スクウェアが運営する「特定技能外国人の採用サポート」は、既婚男女500人を対象に「結婚生活でイラッとする生活習慣の違い」に関するアンケート調査を実施した。それによると、配偶者にイラッとすることがある人は9割を超える。そのうち「かなりある」が3割だから深刻だ。

イラッとするランキングのトップは圧倒的多数で「片付けをしない」。2位以下はどれも1割未満だ。片付けに関しては「食べ終わったものをシンクまで持ってこないで、テーブルに置きっぱなし」、「ものを使って元の位置に戻さない」といった不満が聞かれた。大きな音を出す、電気を無駄遣いする、脱いだら脱ぎっぱなし、服を裏返しのまま洗濯に出す、などは「子どもか!」と言いたくなる結婚生活以前の問題のように思われる。ランキングの7位までの間に見られる問題は、家事に関するものが多い。つまり、ほとんどは家事の多くを負担している女性の側の不満だ。

ぜひ知りたいのは、イラッとしたときの対処法だ。もっとも多いのが「注意する」。不満は素直に相手に伝えるのがいちばん、と思いきや、相手が気分を壊さないよう「楽しい時間に遠回しにアドバイスとして話している」とか、今まで我慢していたが「100のうち1でもできるようになれば儲けもの」ぐらいの気持ちで言っているなど、相手の機嫌を気にしたり、改善を期待していなかったり、注意といっても「ズバッ!」と突きつけている人ばかりではない。

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2位以下は、我慢する、自分でやる、無言の圧力をかける、一旦離れると続く。無言の圧力を除いて、どれも相手に改善を求めず自分の中で処理をする自助努力ということだ。「会社に行くまでの我慢だと思って何も言っていない」、「相手にするだけ疲れる」、「言っても相手は不機嫌になるだけ」、「子どもたちと遠出して現実逃避する」など涙ぐましい。無言の圧力はせめてもの抵抗だが、相手は「たまにそれとなく圧をかけるが、まったく気づかない」などと効果は薄い。それにしても、夫が「子ども」すぎる。

この調査の監修を担当した臨床心理士でカップルセラピー専門家の坂﨑崇正氏は、カップルセラピーに訪れる夫婦で、生活習慣や価値観の違いからくるストレスを「話し合い」で解決しようとする人たちは意外に少ないと話す。そこで大切なのが、相手を傷つけずに不満や要望を伝える「アサーション」というスキル。日本では「察する」ことを前提としたコミュニケーションの伝統が根強いが、「長く心地よい関係を築くには、思いやりを持ちながらも、自分の気持ちや考えを適切に伝える一歩進んだ対話が必要です」ということだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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