「態々(わざわざ)」の読み方と意味とは?
「態々」は「わざわざ」と読み、特別に労力や手間をかけて行うことを意味します。本来する必要がないことや通常以上の努力をして行うことを表す副詞であり、丁寧な印象を与えるため、相手への感謝や配慮を伝える際に使われることが多い言葉です。
「態々」の漢字表記の由来とは?
「態々」という漢字表記は、「態」が「姿や様子」を意味することから、「特別な様子で行う」というニュアンスを持っています。現在ではひらがなで「わざわざ」と表記されることが多く、漢字表記はやや古風で堅い印象を与えるため、主に文章やフォーマルな場面で用いられます。
「態々(わざわざ)」が使われる場面とは?
- 相手が特別な手間をかけて何かをしてくれた時の感謝を伝える場面
- 必要以上の努力や手間をかけて何かを行う時
- 丁寧に断る際や恐縮する気持ちを伝える時
「態々(わざわざ)」の正しい使い方と例文
ビジネスシーンでの正しい使い方とは?
ビジネスシーンでは、相手が特別な配慮や手間をかけて対応してくれた際に「わざわざ」を使います。感謝の気持ちを丁寧に伝えることができるため、相手との関係性をより良好に保つことが可能です。
ビジネスシーンでの例文
- お忙しい中、わざわざお越しいただきありがとうございます。
- わざわざ資料をお送りいただき、大変助かりました。
- ご多忙のところ、わざわざご連絡いただき恐縮です。
メールや手紙での正しい使い方とは?
メールや手紙など文書では、相手への丁寧な感謝やお礼を伝える際に「わざわざ」を効果的に使うことができます。特にビジネスメールでは丁寧な表現として頻繁に用いられます。
メールや手紙での例文
- 先日はわざわざご来社いただきまして、誠にありがとうございました。
- わざわざご丁寧なご返信をいただき、深く感謝申し上げます。
- 遠方からわざわざご足労いただきまして、恐縮でございます。
日常生活での使い方とは?
日常会話でも「わざわざ」は相手への感謝や申し訳ない気持ちを表現する際に使われます。相手が特別な手間をかけてくれた場合に自然に使える言葉です。
日常生活での例文
- わざわざ家まで届けてくれてありがとう。
- わざわざ時間を作ってくれて、本当に感謝しているよ。
- 忙しいのにわざわざ来てくれて申し訳ないね。
「態々(わざわざ)」の類義語・言い換え表現とは?
類義語・言い換え表現一覧
- あえて
- 特別に
- 殊更(ことさら)
- ご足労(ごそくろう)
- お手数(おてすう)
類義語の使い分け方とは?
- あえて:自発的に通常行わないことを意識的に行う場合に使用。
- 特別に:一般的で、特に重要であることを強調したい場合に使用。
- 殊更(ことさら):意図的に強調したり目立たせたりする場合に使用。
- ご足労:相手に移動の労力をかけてしまった場合に使用。
- お手数:相手が何らかの手間をかけてくれた際に感謝を伝える場合に使用。
類義語を使った例文
- あえて難しい道を選んで挑戦している。
- 特別に対応していただき、感謝しています。
- 彼は殊更にその問題を指摘した。
- ご足労をおかけしまして、申し訳ありませんでした。
- お手数をおかけしてしまい、大変恐縮です。
「態々(わざわざ)」の英語表現と例文
英語での表現方法とは?
- specially(特別に)
- expressly(わざわざ)
- go out of one’s way(わざわざ手間をかける)
- take the trouble to(わざわざ~する)
英語表現を使った具体的な例文
- Thank you for specially coming here today.(今日はわざわざお越しいただき、ありがとうございます。)
- She expressly sent the documents to me.(彼女はわざわざ書類を送ってくれました。)
- He went out of his way to help us.(彼はわざわざ手間をかけて私たちを助けてくれました。)
- Thank you for taking the trouble to reply.(わざわざご返信いただきありがとうございます。)
「態々(わざわざ)」を使う際の注意点とは?
皮肉なニュアンスにならないよう注意する
「わざわざ」は本来感謝を表す表現ですが、使い方や文脈によっては皮肉に受け取られることもあります。相手への配慮をしっかり伝えるために、文脈や表現方法に注意が必要です。
適切な頻度で使用する
頻繁に使いすぎると相手に媚びているような印象を与える可能性もあるため、適切な状況で自然に使用しましょう。
まとめ
「態々(わざわざ)」は、特別に手間や労力をかけて行うことを示す表現です。ビジネスや日常のコミュニケーションにおいて、相手への丁寧な感謝や配慮を伝えるのに役立ちます。類義語や英語表現を理解し適切に使い分けることで、より相手との良好な関係構築が可能になります。使用の際は皮肉に聞こえないよう文脈に注意しましょう。



