4. 可能なら、中身のある話題に移る
雑談上手になりたいなら、軽い話題から始めて、可能であればもっと中身のある話題に移っていくということも考えてみよう。
中身のある会話では意義深い情報が交わされるため、相手を深く知り、関係を構築することが可能になる。テーマは何でも構わない。大事なのは、単なる雑談以上の情報をやり取りすることだ。
例えば、会議終了後に同僚と雑談している場面では、まずは天気を話題にするのもいいだろう。それから自分たちが携わっているプロジェクトの進捗状況や、ストレスが大きいプロジェクトの乗り切り方などに話題を移すといった具合だ。
『Psychological Science』に掲載された研究で明らかになったように、何も話さないよりは雑談した方がいい。しかし幸福という点から見ると、ただの雑談より中身のある話の方がなお好ましい。より深い話題に移ることが適切であれば、そうするだけの価値があるはずだ。
友情を深めるため、あるいはもっと深い話について相手が口を開くよう仕向けたり、絆を強めたりする質問はいろいろある。例えば、将来について、これまで達成したこと、後悔していること、人間関係、思い出、笑えるエピソードといったものだ。
5. とにかく雑談してみる
雑談力を磨きたいなら、もっと頻繁に人と話をしてみよう。実際、プレプリーの調査によると、39%の人が「日常的に雑談をしている」と回答している。
自分から話しかければ、相手もそれを歓迎する可能性が高いと思って間違いない。他人は雑談などに興味を示さないと思いがちだが、これは誤解だ。それどころか、大半の人が見知らぬ他人との交流を歓迎し、雑談を前向きにとらえていることが、『Journal of Experimental Psychology』に掲載された調査で明らかになっている。
雑談のメリットは証明されている
雑談がいいものだということは、学術的にも証明されている。研究において雑談は、取るに足らない些細な話題や、意見が対立しないテーマに絞って礼儀正しく言葉を交わすことだと定義されている。つまり、人間関係が深まるような話はせず、相手について何かを知ることなく、会話を終えてその場をあとにするようなやり取りだ。
前述した『Social Psychological and Personality Science』掲載の研究では参加者に対して、コーヒーを買うときにバリスタと軽く言葉を交わすよう依頼した。その結果、たとえごく短い会話だったとしても、幸福度とウェルビーイングの度合いが上昇したと、人々は報告したという。
『Journal of Experimental Psychology』に掲載された前述の研究では、地下鉄で他人と会話をするよう依頼した。この場合も、幸福度とウェルビーイングの度合いが高くなるという結果が出た。
機会を見つけて、効果的な雑談を意図的に行ってみよう。回数を重ねれば重ねるほど雑談することに慣れ、それに伴い、幸福度とウェルビーイングにも良い影響が及ぶだろう。


