汗をかけない犬や猫は温調節が苦手で、当然、熱中症や脱水症のリスクが高い。熱中症対策でまず思い浮かぶのは水分補給だ。多くの飼い主もそこはよく心得ている。だけど、犬や猫の適切な水分補給量をご存知だろうか。気をつけているつもりでも、意外に知らないことは多い。

プレミアムウォーターは、同社のウォーターサーバーを契約している20〜60代の2377人を対象に「ペットの熱中症や脱水症に関する調査」を実施した。それによると、8割以上の人がペットの熱中症や脱水症を不安に思っていることがわかった。

水分補給は十分にできていると答えた人はほぼ9割だったが、適切な水分補給量を知っていると答えた人は2割強。ほぼ8割の人は知らなかった。ペットの熱中症、脱水症の対策について、獣医師の小林充子氏はこう助言している。
室温は26〜28度、湿度は50パーセント
ペットの熱中症や脱水症は、人間と同じく気温が急に高くなる5月ごろに急増する。汗をかけず、毛に覆われた犬や猫は体温が体内にこもりやすいため、室温を下げることが重要だ。適温は26〜28度。湿度は50パーセント。
犬はほぼ床の上で過ごしているので、冷気にあたって冷えすぎないようにサーキュレーターなどで空気を循環させるといい。猫は行動範囲が広く、快適な場所を探して移動できるので、暖かい場所と涼しい場所を用意しておく。高齢のペットはあまり動きたがらないので、よくよく注意する必要がある。
適切な水分補給量は体重の5パーセント
さて水分補給だが、ペットが1日に摂取するべき適切な水分は体重の5パーセントということだ。体重が3キログラムの子なら150ミリリットル、10キログラムの子なら500ミリリットルが目安となる。水の種類は、加熱処理していない軟水の天然水が望ましい。日本の水道水は軟水なので、そのまま与えても問題はない。もちろん、清潔な容器で新鮮な水を与えることは言うまでもない。



