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2025.07.02 12:30

ココナッツウォーター中国最大手のタイ企業、香港IPOで株価42%急騰

Supanee Prajunthong / Shutterstock.com

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中国最大のココナッツウォーターブランドIFを擁するタイ企業「IFBH」は6月30日、香港取引所に上場し、株価を42%急騰させた。IFBHの時価総額は13億ドル(約1859億円。1ドル=143円換算)に達し、創業者のポンサコン・ポンサックは、タイの富豪の仲間入りを果たした。

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IFBHの株価は、IPO価格の27.8香港ドルから39.5香港ドル(約506円から約556円。1香港ドル=20円換算)まで上昇して初日の取引を終えた。バンコクを拠点とするGeneral Beverage(ゼネラルビバレッジ)の子会社である同社は、この上場で11.6億香港ドル(約232億円)を調達した。

この上場によりIFBH創業者兼CEOのポンサコン・ポンサックの資産は8億700万ドル(約1154億円)に達し、45歳の彼はタイの富豪のひとりとなった。フォーブスは、ポンサコンが直接およびGeneral Beverageを通じ間接的に保有するIFBHの株式60%に基づいて彼の資産を算出している。ポンサコンは、General Beverageの91%を保有しており、同社がIFBHの60%を保有している。

IFBHの上場には、IPOにおいてまとまった規模の株式を一定額で引き受ける著名なコーナーストーン投資家として、複数の投資会社が名を連ねた。そこには、タイの大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループのスパチャイ・チャラワノン会長が支援する投資ファンドBlack Dragon(ブラックドラゴン)、紅杉中国(旧セコイア・チャイナ)傘下のHCEPマネージメント、米大手ヘッジファンド「ミレニアム」のCIO(共同最高投資責任者)だったボビー・ジェインが設立したヘッジファンドJain Global(ジェイン・グローバル)、米大手トレーディング会社のJane Street(ジェイン・ストリート)、UBSアセットマネジメントなどが含まれていた。さらに、IPO以前の投資家には、シンガポール政府系ファンドのテマセクも含まれている。

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IFBHは、上場で得た資金を物流機能の強化や中国本土でのプレゼンスの拡大、さらにオーストラリア、アメリカ大陸、東南アジアにおける事業拡大に充てる。ポンサコンは、香港での上場式典で「当社はこれまでの取り組みで、アジアの主要なナチュラル系ココナッツウォーターブランドのひとつへと成長した。今後もイノベーションへの投資や原材料調達力の強化、ブランドの持続的な成長可能性の向上に取り組んでいく」と述べた。

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編集=上田裕資

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