キャリア

2025.07.04 12:30

今からでも遅くない! AIスキルを身につけ、会社に「必要不可欠な存在」になる10の方法

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3. AIコミュニティに参加してネットワークを作る

OpenAI Academyのコミュニティグループは、ローカルおよびオンラインネットワークを通じてピアツーピアの学習を促進するためのものだ。LinkedIn、Discord(アメリカ発のチャットサービス)、または他のプラットフォームで業界固有のAIグループを検索してみよう。そこでは、メンバーたちが実際のユースケースを共有し、課題の解決案を話し合い、新しいツールについて議論している。このようなコミュニティは、正式なトレーニングよりも実践的な洞察を提供することが多く、あなたの学習を加速させることができる。また、職場でAIディスカッション・グループを立ち上げ、同僚と情報を共有し、職場でよりAIを普及させるのも良い手だろう。

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4. プロンプト・エンジニアリングを学習する

効果的なAIとの対話には、AIとの明確なコミュニケーション方法を学ぶ必要がある。そのため、AIに効果的な指示を作成する技術であるプロンプト・エンジニアリングは、非常に重要なスキルだと言える。具体的で、文脈に富んだAIプロンプトを書く練習をしよう。

「ビジネスメールを書くのを手伝ってください」と伝える代わりに、「ミーティングを欠席したクライアントに対し、友好的な口調を保ちつつ、来週にリスケジュールするためのプロフェッショナルなフォローアップメールを書いてください」と伝えよう。

あなたのプロンプトが具体的であればあるほど、AIのアウトプットはより有用なものになる。以下を実践してみよう。

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・AIコミュニティで共有されている効果的なテンプレートを研究し、その成功パターンを学ぶ

・それらのテンプレートを自分の業界や仕事向けにカスタマイズする

・成功したアプローチを記録し、自分だけのライブラリを構築する

プロンプト・エンジニアリングは練習すればするほど上達するスキルだ。AIと対話を重ね、そのたびに自分のアプローチを洗練させることに集中しよう。

5. 徐々にAIをワークフローに組み込む

仕事のプロセス全体を一気に見直すのではなく、AIツールを少しずつ導入してみよう。1週間に1つの特定のタスクから始め、小さな勝利を通じて自信をつけるのだ。AIを使って、会議の議題テンプレートを作成したり、文書を要約したり、日常的なコミュニケーションの下書きを作成したりしてみよう。このようなユースケースに慣れてきたら、徐々に複雑な課題に取り組むのだ。

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翻訳=江津拓哉

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