AI

2025.07.07 10:00

ChatGPTで生産性の低い人材を可視化、「AI導入」「AI代替」で業務改善

skynesher / Getty Images

skynesher / Getty Images

ビジネスはもはや人間で成り立っているのではない。人工知能(AI)で動いている。経営者やビジネスリーダーは毎日、以前よりも少ない人員で以前と同じ収益をあげている。延々と続く会議や面倒な人事業務、繰り返される質問などに煩わされることなく、大きな成果を上げ、自由な時間を手に入れる。それがあなたにあてはまるとしたらどうだろうか。

advertisement

あなたの会社で最も優秀なチームメンバーは賢く、AIに取って代わられることはない。ツールを試し、どうすればより高い成績を収められるかを考えている。だが、業績の低いメンバーは時限爆弾に直面している。おそらく彼らはそのことに気づいている。将来はAIエージェントが活躍するが、生かせるかどうかはチーム次第だ。

ChatGPTを活用すれば優秀な人材を育て、そうでない人材をふるい分けることができる。顧客に利益をもたらすために本稿で一緒にスキルアップしよう。本稿に掲載したChatGPTのプロンプトをコピー後あなたの環境に合うよう編集した上で質問し、その文脈(履歴)があなたの業務としてすべて引き継がれるよう、チャットウィンドウを開いたままにしておくといい。

ChatGPTでチームを刷新する方法

すべての業務とその業務フローをリストアップする

業績が芳しくないチームメンバーは、自分が惰性で仕事をしていることを知っている。こうした人はChatGPTが世に登場した2022年に行き詰まり、低迷が一時的なものであることを願っているがそうはならないだろう。しかし、あなたが誰かを入れ替えるとしても、その前に彼らが一日中何をしているのかを正確に把握する必要がある。経営者など経営層のビジネスリーダーがそうした詳細を知っていることはほとんどない。何年も前に人を雇い、今はそのメンバーが「いろいろやっている」という程度の把握ではダメだ。すべてのチームメンバーに関して、ひとつひとつのタスクや反復業務、その成果について具体的に知る必要がある。

advertisement

ChatGPTに入力するプロンプト:

これまでの会話から把握している、私のビジネス構造と目標に関するあなたの知識に基づいて、特定のチームメンバーの任務・役割を調べるのを手伝ってほしい。彼らの日々のタスクや週ごとの責務、毎月の成果物について私に質問してほしい。私が言及する各業務について、具体的な手順や費やされている時間、要求される品質基準について深く掘り下げてほしい。全体像がつかめたら、これらの職務を「すぐにAIに任せられるタスク」、「AIが支援できるが人間の監視が必要なタスク」、「人間に任せたままにすべきタスク」の3グループに分類してください。これを明確な意思決定マトリクスとして提示してほしい

次ページ > 業務フローごとに標準作業手順書(SOP)を作成する

翻訳=溝口慈子

タグ:

連載

10年後のリーダーたちへ

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事