2025年の夏も酷暑が予想されるなか、街や電車内、フェス会場などさまざまな場所で見かけるようになった「ハンディファン(携帯扇風機)」。商品レビューサイト「Picky’s」が実施した調査では、購入経験者125人に対して、ブランド選びや使用シーン、満足度などの実態が明らかになった。
【調査概要】
調査方法:インターネット上でアンケート実施・集計
調査対象:ハンディファンを購入したことがあると回答した10代~70代までの男女
有効回答数:125名
調査期間:2025年5月26日
選ばれる理由は、価格と手軽さ

ハンディファン選びについて、もっとも多かったのは「ノーブランド/不明(24件)」だった。Amazonや楽天、100円ショップなどで深く比較せず購入されるケースが多いことがわかる。
次いで人気だったのは「Francfranc(21件)」。見た目のかわいさや使いやすさが女性ユーザーから支持されていた。「ドン・キホーテ」「無印良品」「ニトリ」といった実店舗系のブランドも上位に入り、入手のしやすさが重要視されている様子がうかがえる。
購入価格は3000円以下が主流

購入価格帯で最多だったのは「1001~2000円(50件)」で、つづく「2001~3000円(34件)」と合わせて、全体の7割以上が3000円以下で購入している。
「1000円以下(26件)」という超低価格帯も多く、100円ショップや景品として手にする例も多いと考えられる。一方で「3001~4000円」の価格帯は15件と少数派だった。スタンド付きや静音性の高い高機能モデルはこの層に含まれる。
この結果からわかるのは、ハンディファンは「試し買い」「その年かぎりの消耗品」という側面が強いということだ。冷房や日傘のように生活インフラとして定着しているわけではなく、「安くて気軽に買えるアイテム」としての立ち位置が消費スタイルに反映されているようだ。



